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米国1号店、7月20日開店 ファミリーマート

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050621-00000140-kyodo-bus_all

サンドイッチに加え、おむすび、すしなど日本食もそろえた。さらに、店内での飲食スペースを設けたり、現金自動預払機(ATM)の設置、インターネットの無線LAN(構内情報通信網)サービスも提供。「日本で育ったコンビニのスタイルで勝負したい」(広報部)と同社は意気込む。

コケると思うなあ。そう思う理由はすごくたくさんあるんだけど。

まず、アメリカのコンビニって日本のコンビニと根本的に違うんだよね。アメリカのコンビニはあくまで緊急用小型グローサリーとでもいうべきもので、スーパーが開いてないとか、近くに飲食店がないとか、車がなくてスーパーに行くのがちょっととおいとか、そういう時にしょうがなく利用する避難場所みたいなもんなんだよね。だから日本みたいに生活に密着していない。

次に、多くの小型グローサリーはその収入の多くをロッタリーで得ている。ロッタリーというのは、正直、あまり高級な娯楽じゃない。はっきり言ってしまえば、「ちょっと人生終わってるんちゃうんかなあ」とか「このオッチャン、仕事してんのかいな」とか「失業中なのかなあ」とか、そういう外見の人が主な顧客なのであります。そういう連中がうろうろしている場所だから、アメリカのコンビニ=小型グローサリーは、正直あまり高級なイメージがない。むしろ場末感というか、終わってる感が漂ってたりする。さらに、強盗の標的になりやすいのでコンビニというものに殺伐とした印象がある。

さらに、日本と違い、アメリカのスーパーマーケットは早朝から深夜までやっているのが普通。もちろん24時間営業も珍しくない。だから車がある人はコンビニに寄る動機がそもそもない。

また、アメリカのコンビニは、サンドイッチなどが置いてあっても、夕食のかわりになるようなものはあまり売ってない。だから、日本と違い、コンビニに夕食の弁当やら何やらを買うという習慣がまったくない。

次に、記事にある「日本流」戦略に目を向けると、すしはアメリカ人好きだからまあ良いかもしれないけど、おにぎりは売れないでしょう。すしが好きというアメリカ人はたくさん会ったことあるけど、おにぎりが好きというアメリカ人にはお目にかかったことがない。そもそも、アメリカ人は海苔があまり好きじゃない。味がなくて紙みたいだから。

飲食スペースは、アメリカのグローサリーでも設置されている場合がある。けど、それが特に受けているという感じはない。

コンビニ設置のATMだけど、日本は銀行のATMが夕方までしかやってないという後進国なので有難がられるけど、アメリカの銀行ATMは24時間つかえるのが普通であり、どんな時間でも手数料もかからないことが多いので、手数料がかかるコンビニ設置ATMの優位性はそれほどない。コンビニATMなんて本当に最後の手段ですよ。ちなみにアメリカのコンビニにはたいていATMがあるので、それがファミマの強みになるということはありえない。

無線LANサービス? それって日本のコンビニサービスの代表なの?w

考えれば考えるほど、成功する要因が見当たらん。「コンビニ」にこだわってたら成功せんやろね。小型高級ジャパニーズ食材ストアという位置付けなら良いかも。