手弱女さんhttp://blog.livedoor.jp/tawoyame/tb.cgi/26037263からBook Batonをいただきました。なんせ、一般的な研究者のイメージとは逆に、本に興味がまったくないオレでありますので、パスしようかと思ったのですが、それでもよぉぉぉぉく思いかえせば影響を受けた本というのは存在するなあと思ったので、テキトーに書きたいと思います。

・Total number of books I own

謎。昔博士院生時代に「院生でこんなに本を持ってない人を見たことがない」と言われたことがある、そんな程度。ちなみに「院生でこんなに勉強をしない人を見たことがない」とも言われた。けっ。

・Book I'm reading now

なし

・The last book I bought

Sisterhood of the Traveling Pants (The Sisterhood of the Traveling Pants)

Sisterhood of the Traveling Pants (The Sisterhood of the Traveling Pants)

授業で学生に読ませるのに使えるかなと思って買ったが、予想以上に女の子女の子した雰囲気なのでろくに読まないうちに萎えた。誰か、学部学生に読ませて簡単に読めるような、おもしろくて難しくない、そして本嫌いのオレでも読めるような短編集おせーて!

・Five books that mean a lot to me

大衆の反逆 (中公クラシックス)

大衆の反逆 (中公クラシックス)

大学生のとき読んだ。けっこう影響受けた。欧州にファシズムが広がりつつあったことに危惧をした筆者が、「大衆」が政治的影響力を持つことの危険性を説く思想書。ちなみにオルテガは「大衆」を社会的階層や貧富とは関係のないコンセプトとして定義しています。「大衆とは,みずからを,特別な理由によって??よいとも悪いとも??評価しようとせず,自分が《みんなと同じ》だと感ずることに,いっこうに苦痛を覚えず,他人と自分が同一であると感じてかえっていい気持ちになる,そのような人々全部である」。

文化のフェティシズム

文化のフェティシズム

大学生のとき読んだ。上の本とこの本、あわせて二冊ぐらいしか本読まなかったかも。この本にも影響受けたなあ、ものすごく。オレにとって構造主義入門であったと同時に、認知主義への入り口でもありました。

The Generative Lexicon (Language, Speech, and Communication)

The Generative Lexicon (Language, Speech, and Communication)

5年ぐらい前に読んだ。専門書ですけど。オレのバイブルと言える本かも。

いしいひさいちは基本的に大好きで、朝日新聞に連載するようになったあたりからちょっと作風が荒くなったというかドライになったというか、かつての味わいがなくなってしまいましたが、1992年ごろまでのいしいひさいちのまぬけテイストは本当にすばらしかった。と思う。

ぷりぷり県 (1) (ビッグスピリッツコミックススペシャル)

ぷりぷり県 (1) (ビッグスピリッツコミックススペシャル)

吉田戦車も大好きなのです。吉田戦車の良さはなんといってもおもしろくないところ! この「ぷりぷり県」はその最高峰。最高におもしろくなくて、もう何十回繰り返して読んだかわかりません。読むたびにほのぼのとした気分になります。間違いなくオレが最も繰り返し読んだ本。

・Five people to whom I'm passing the baton

    • avocadobanana
    • PINA
    • kica
    • tommyrocksteady
    • hiro-tee

オレに以前バトンを渡してくれた人には無条件で。って、そりゃほとんど嫌がらせか。