夏休みに学生指導?!

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ところが先日,教務委員から驚くべき情報がもたらされました。基礎ゼミ,専門ゼミ担当者は,夏休み中に前期成績が不振だった学生を呼び出して個人指導すること,もちろん報告書をあげろと。

すごいですね。ここまで来たかという感じですね。うちでもありえないことでもなさそうなのがまた痛いですね。この「個人指導」って面談のことなんでしょうか。まさか補習?! うちでも基礎演習・ゼミの学生で出席が決定的に足りない学生に対しては教員が実家に連絡したり、面談やったり(場合によっては親子面談)ぐらいのことはやらされますけど、あくまで学期中の話であって。

演習・ゼミ系は試験一発で成績が決まるわけではありませんから、基礎ゼミや専門ゼミで成績不振な学生というのは、たいてい出席状況に問題がある学生です。学期中に欠席がちだった学生を夏休みに呼び出すって何かが間違っているような…。学期中の問題は学期中に解決すべきちゃうんかと。

それに、欠席しがちな学生を改心させることは非常に難しい。なぜなら欠席しがちな学生が欠席しがちなのには、非常に複雑で心理的な要因があるからです。こっちは心理カウンセラーではないのだから、学生の複雑な心理をときほぐすのは非常に難しい。大学教員がどの程度まで学生のプライバシーに踏み込んで良いのか、そういう問題もある。また、まさか毎日学生に電話して「ちゃんとやってるか?」と聞いたり、毎朝電話かけて「起きないと授業に遅れるぞ!」と言うわけにもいかない。てゆうか、教員なら経験があると思いますが、落ちそうな学生に課題の進捗状況をメールなどで逐一確認しようとすると、むしろ向こうは逃げて行く。メールに返事しなくなるし、電話にも出なくなる。一切連絡がつかなくなる。そうならないように、プレッシャーを与えすぎず、うるさがられない程度になだめてすかして、励ましたりしつつ、授業に来るように腐心する…ということをやっていると本当に虚しくなってくるし、腹も立ってくる。で、結局たいていはやっぱり来なくなって脱落するし。

夏休みに呼び出して指導してどうにかなるんなら苦労しないよ、ほんと。