突入せよ!「あさま山荘」事件 (2002) ★★

警察・機動隊の現場の混乱、無様さをほんのちょっとであるが描いた点では評価できるが、「そんな現場でも俺だけはまともだったけどな」という主人公(=原作者)には覚める一方。覚めた、突き放した視点で人間の暗部をえぐりだせる可能性を秘めつつも、結局は自己陶酔の気持ちに勝てなかった、そんな偽善的駄作。あと音楽が最悪。