1999年の夏休み (1988) ★★

金子修介監督。男子寮の夏休みを描いた萩尾望都原作作品をオール少女キャストで描いた作品。

演劇的な少年愛ファンタジー。70年代の純文学系少女漫画そのものの世界、その非現実性をどうとらえるかで評価が分かれるかもしれない。オレは無理。金子修介のベタな演出だとどうしてもその耽美的非現実性が笑いにしかつながらない。さらに、深津絵里のキャラがダウンタウン岡本マネージャーに似ているのが分かってしまってからすべてがギャグにしか思えなくなった。