長期出張中のスピーカ

No Music No Lifeという言葉ももはや陳腐化してしまったかのように感じる今日この頃ですが、クリシェを恐れずに言うならばぼくも小学校高学年のころからNo Music No Lifeな人間であり続けました。そんな人間が半年間の仮住まいをするとなったら、かなり緊急度の高いトピックとして持ち上がるのが「オーディオをどうするか?」であります。オーディオといっても、日本にいるときから音楽はiTunesでずっと流しっぱなし状態ですから、こっちでもMacBookと250GBの携帯HDDを持ってくれば、ソースに関しては万事オーライ。いや、万事というわけではなく、携帯HDDでiTunesを使うとたま〜に曲がこつ然と消えるという不具合がありますが、バックアップは日本にあるのでとりあえずはこの問題は小さな問題として我慢することにします。

問題はスピーカですね。せっかくなので小型でも良いからパッシブの普通のスピーカを買いたいところですが、(i) 日本に持ってかえるのが面倒、(ii) たった半年のためにアンプも買わなきゃいけない、(iii) 滞在の最初の3週間はウィークリーアパートメント暮らしでその後引っ越しも控えていた、という理由により、この半年はアクティブスピーカーで我慢することにしました。

iTunes/iPodの隆盛により最近はアクティブスピーカも多様化し、良いデザインのがたくさん出ています。今回の半年の滞在のために選んだのは、「i-P23 Portable Speakers Quiksilver Edition from Sonic Impact」というブツ。

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地元のAppleストアで買ったものです。値段は120ドルぐらい。Appleストアは一癖あるアクティブスピーカがいろいろ売っていて目移りしますね。これはポーチのような形をしていて、それをカパッと開けるとスピーカーが出て来るという代物です。中央にiPod差し込み口がある他、左側にステレオ・ミニジャックがあって外部入力できます。電池でも動くし、付属のアダプタから電源を取ることもできます。時計アラーム機能も付いているので、旅行の時良いかもしれませんが、使ったことありません。

これに決めたのは、(i) 携帯性、(ii) 値段、(iii) 音のバランスが良かったから。前述したように、9月は狭いウィークリーアパートにいて大きいスピーカを奥場所はなかったし、10月には引越も控えていたので、かさばらないことは重要でした。今回のスピーカはポーチ型になるので持ち運びが楽で場所も取りません。値段も、半年の滞在を考えると妥当な線。音に関しても、確かにもっと大きい、もっと高いアクティブスピーカに比べるとあきらかに広がりなどの点で劣りますが、このサイズにしては低音のパンチがあり、高音域も悪くない。そのへんのラジカセには負けません。うちに遊びにくる友人の何人かは「この大きさでこの音は聴いたことないですよ」と言ってくれました。すんません、何人かというのはハッタリで、実際は2人だけです。

難点は、なぜか携帯と思われる電波を拾って、ノイズが入るところかな。なんで電波拾うんだよ! あと、ボリューム調整がボリュームボタンを押してワンテンポ遅れて反応するので、最初はけっこうとまどいました。慣れればどってことないですが。

全体的にはコストパフォーマンス的に満足。オススメです。