縦断旅行中 その4

4日目は10時ごろジョージアはブランズウィックのホテルをチェクアウト。雪降るニューイングランドを走り回ったレンタカーのジープ・グランドチェロキーが塩まみれであまりに汚いので、フロリダ入りする前のみそぎとしてマシン洗車を敢行。ものすごく適当な感じの8ドル自動洗車で、ピカピカとはいかないまでも普通程度にはきれいになった。

460kmほど南下して午後4時前にはフロリダのクリアウォーター・ビーチに着く。ひゃっほう! 初フロリダ!

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ここでは今回の旅行で唯一連泊(2泊だけど)する予定。いちおうメインイベントなので高めのホテル・シェラトンを予約してある。チェックイン。高めのホテルではあるが、フロントで「お荷物のお手伝いいりますか?」と聞かれて、ポーターへのチップをけちって「けっこうです」と答えるセコいオレ。

クリアウォーターは老人の避暑地なので、実に地味で上品でよろしい。近場の店に寄ってオレはサンダルを買ったり、スーパー同居人ちゃんは水着のようなものを買ったりしたあと、海岸を少し散歩。ホテルの前の砂浜がやたら広い。海に到達するまで5分ぐらい砂浜を歩く。日暮れなのでさすがに半袖だとちょっと肌寒い。海水はけっこう暖かかったけど。もう午後6時だったし海岸に人はさすがにほとんどいない。

夜はホテルのバーでコーベ・ハンバーガーを喰う。最近アメリカで神戸ビーフの認知度が上がっているようで、コーベ・ハンバーガーというのもときどき見かけるが、本当に神戸ビーフなのか? まあけっこううまかったけど。

今回の宿は、最初の宿泊地と目的地のフロリダを除いて、旅をしつつちょっとずつ予約していったのだが、本日最終日のホテルまでの予約を完了した。今回、宿の確保にはいろいろ試行錯誤した。安いところが良いのは当然だが、「ノー・カントリー・フォー・オールド・メン」の舞台になるような銃撃が起こるようなモーテルも恐い。いや、銃撃はめったにないにしても、ドラッグディーラーが出入りするようなモーテルはやっぱり恐い。土地勘があるところならいいが、訪れたことのない場所だとなかなか判断しづらい。ということで、今回試行錯誤の末、一番良いと思ったアメリカの宿選びの方法は以下の通り。

  • Travelocityとか、Orbitzとか、大手のホテル予約サイトへ行く(オレはTravelocityをいつも利用しているが、特に理由はない)
  • 目的地のホテルを検索し、それを値段の安い順に並べ替える
  • ユーザーレビューで★★★★以上の最初のホテル(かつ、なるべくレビュー数が多いもの)を選ぶ

こうすると、「安くて良質な宿」を選ぶ確率が高くなる。と思う。ユーザーレビューは信用できるかどうか、怪しげなものも多い(サクラあるいは同業者の中傷がまじっていそうだ)が、レビュー数がある程度多くて★★★★★満点で★★★★以上ついているものはたぶん大きなハズレはないと思う。これは授業評価でも同じで、授業評価にも怪しげなものが多いが、毎年連続して高評価の授業にはそれなりの理由があるし、毎年評価が低い授業にもそれなりの理由がある。今回この方法で予約して今のところハズレがない。いずれも広くてきれいなところばかりだった。清潔なところは犯罪の温床になりにくい…と思う。もっとも、チェーン店ホテル/モーテルばかり泊まっているのでどこも似たようなもんだが。このへんがつまらないところか。しかしチェーン店でもクォリティーにかなりばらつきがあるらしいし、無個性でもきれいで広いところに泊まれれば、長時間ドライブの疲れもいやされるというものだ。