ニューイングランドからフロリダまで車で往復した印象を記しておきたいと思います。あくまで印象なので、「アメリカの車事情」と言うのはテキトーすぎると思いますが。
高速道路(ちなみに基本的に無料)は南下するほどにカーブが少なくなり、まっすぐになります。道幅も余裕があるので、ひたすらまっすぐな高速を法定速度付近で走っていると本当に速度感覚がなく、「遅い!!!!」と思ってしまいます。しかしそれでもあまりスピードを出している車はありません。それというのも、スピード違反の取り締まりが常に行われているからだと思われます。覆面だけでなく、パトカーが路肩でスピードガンをかまえて車の速度をチェックし、10マイル以上オーバーしているのがあれば速攻捕まえに行くというのも多いですね。
車種ですが、ニューイングランド(ニューヨークより北)では日本車が強いのに対し、南下するに従ってアメ車が優勢になります。ちょっと途中のアウトレットモールにも寄ってみましたが、大駐車場には、キャデラックやダッジ、ビュイックといった、ニューイングランドではそれほど走ってない車がたくさんとめてあるのに圧倒されます。インパクトではキャデラックがすごいですね。迫力あります。
あと、南の方ではダッジの人気があるのにびっくり。チャージャーとか、ほんとにたくさん走っていた。さらに、真っ赤なチャージャーの覆面パトカーが捕り物をしているのも目撃しました。
いやあ、やっぱりこういうマッスルカーこそがアメ車ですよねえ。残念ながらチャレンジャーは見かけませんでした。
これに比べると、世界戦略を打っているフォードはアメ車度が低い。しかしフォードで忘れてならないのはマスタング。長い間日本車みたいなデザインだったマスタングも
2005年に、60年代レトロなマッスルカーに変身。これぞアメ車!
この新型マスタングも腐るほど走ってましたね。三葉虫みたいな特徴的なテールライトをしょっちゅう見かけました。
しかしマスタングもアメリカ南部の広い高速道路で見るとコンパクトカーのようにみえるのが恐ろしい。
さて、スポーツカーの話ばかりになってしまいましたが、アメリカで一番多いのはなんといってもSUV。ほんっっっっとにSUVだらけです。ジープ・チェロキー、グランド・チェロキーが腐るほど走っている他、他のメーカーもこぞってSUVを出しているので、ちょっと変わったメーカーのSUVも走っています。下の写真はビュイックのSUV。トライシールド(三つの楯)エンブレムが見えますでしょうか。…見えませんね。
あとニューイングランドで見たサターンのSUVとか、日本で出ていないスバルのSUV(トライベッカ)のスプレッドウィング・グリルのやつとか、ちょっと珍しかった。日本車では日産のムラーノがたくさん走ってますね。あの車はアメリカで見ても独特の、威圧的でありながらエレガントな存在感があり、売れるのも分かります。
オチはありませんが、そんな感じです。