車庫確保

さて、帰国前にあれだけ「くるま〜くるま〜」とうわごとを言っていて、帰国翌日にフィアットのディーラーに突撃したりしたにも関わらず、その後一週間、車を下見に行ったりした記録を当ultravisitorに全然書いていないのはどういうことかと申しますと、決して忙しいというわけでもなく(むしろ今は瞬間的にヒマ…更新頻度を見てもわかるように)、車に醒めたというわけでもなく、実はもう車を買ってしまったからなんですね! しかも帰国翌日、時差ボケも覚めやらぬ中、契約書に捺印してしまいました。何を買ったかは…納車までヒミツ。あと数日で納車だと思うんですが。

で、帰国翌日に契約して、すぐにやらねばならなかったことは車庫探しです。うちのマンションはちょっと古いマンションなので駐車場が住人分の数、ないんですね。だから駐車場を探さなければならないのですが、うちの回りは古い住宅街なので、そもそもあまり駐車場がない。あっても青空で、しかも舗装さえしてない駐車場がほとんど。要するに、土地もっている地主が、寝かせておくよりマシという感じでとりあえずひらいている駐車場しかないわけです。

実は前の車である青空プント号を、こういう「青空未舗装駐車場」に10ヶ月ほど駐めていたんですが、もう、車が傷むわ汚れるわで、ホント最悪でした。ぼくは車のケアはかなり適当な方なんですが、それでもやっぱり青空&未舗装の駐車場はいややなあと思いました。

ということで多少遠くでも屋内駐車場があればいいなあとスーパー同居人ちゃんと話しながら、勢いで車を契約した後に帰宅したんですが、帰宅途中、我が家近くで目に入ったのが年期の入ったシャッター付きガレージ。赤い三角コーンに、ボロボロの紙で「空ガレージ」と書いてあるではありませんか。しかしあまりにボロボロの貼り紙だったので本当に今でも空いているのか不明。しかも連絡先が書いていない。三角コーンに「XX商店」という文字が見えるだけ。

家に帰って「XX商店」をGoogle検索してみると、徒歩10分ほどのところにあるお米屋さんに同じ名前のところがある。でも本当にそこなのか確証はない。

善は急げと、きびすを返してそのお米屋さんに突撃してみました。すると、ドンピシャリ、そこで管理している物件で、ちゃんと空いているというじゃありませんか!

速攻契約しました。保証金もいらないとか、「支払い1週間とか遅れても別にかまへんから」とか、誰も聞いてないのに言ってきたりとか、車庫証明のための車庫使用承諾書を無料で書いてくれるとか(現実は駐車場代1ヶ月分相当をとるというボッタクリ商慣習がまかりとおっている)、えらいテキトーでおおらか。この近辺の地主一族の土地らしい。

とりあえず、遠方に駐車場を借りる覚悟だったのに、近場にシャッター付きガレージが借りられてラッキーだった。インターネット万能の時代だけど、この駐車場はインターネットに募集が掲載されていないのはもちろん、どの不動産会社も仲介していないので、まったく情報網にひっかからなかった。たまたま貼り紙を見かけただけ。現在の場所に引っ越してきたのは一昨年の秋で、それ以前は割と普通の商業+住宅地区に住んでいたのですが、古い住宅街にはこういうこともあるんだなあと妙に感心した一日でありました。