六甲登山 with スーパー同居人ちゃんとその友人三人

先週末,登山に行ってきました…ってもう一週間近く前の話ですが,ここんとこ突発的に忙しくてサイト更新もままならない状況。明日から東京出張だし,またしばらく更新できない気がするので,ここらで自分的にテンポを付けるために更新します。更新しない癖がつくと元に戻るのが大変だし。って,そこまでして更新しなければならないのかという感じもしますが,サイト更新も息がつまりそうな生活の息抜きにけっこう良いのであります。

さて,六甲山に登ってきました。4年前に帰国してこの地に引っ越してきてから六甲山に登るのはこれで3度目です。

集合は我が家。うちは文字通りの意味の「山の手」ですから。出発は午前11時。おそっ。登山に出発する時間と思えないな。

最初に目標にしたのは風吹岩。見通しの良い岩場です。ところがここが出発してから30分ぐらいで着いてしまった。下の写真はスーパー同居人ちゃんの友人のアメリカ人カップルと知らないおっちゃん@風吹岩。

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六甲山は駅からのアクセスがすごく良いのでポピュラーな登山スポットなのですが,土曜ということもあって,「ここは駅のコンコースか!」というほど人がおりました。

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ちなみに六甲山の気に入らない点は送電線が多いことで,上の写真でも送電線や鉄塔がジャマなんですが,「都会の山」だからこればかりはしょうがない。

予想より早く風吹岩についてしまい,これじゃ物足りないので,おにぎりを喰ったあともっと上に登ろうということに。しかしもう昼だし,山頂は時間がかかってしんどいわりにあまりおもしろくない(だって思いっきり車道が通ってるし!)ので,山頂はめざさず,雨ヶ峠を通過して住吉川沿いを下ることに。

しかし雨ヶ峠でハプニングが。猪に遭遇し,ウリ坊をひきつれていたので「カワイイ!」とかはしゃいでいたら母猪が襲ってきてアメリカ人の男の方がバッグを奪われてしまったのであります。バッグはズタズタに。猪は雑食ですが,噛む力は強いことを確認。それほど重要なものは入っていなかったものの,アメリカ男はちょっとへこんでました。まあ,良い土産話にはなると思いますが。

その後,雨ヶ峠から折れて沢に向かって南下しようとしたのですが,これがマイナーな道で,草も道が見えなくなるほどボーボー。それまでは山ほどハイカーに会ったのに,この道に折れてからたった一人に会っただけで誰にも会わない。下の写真はその途中で撮ったもの。ここはちょっとひらけているところでしたが,ほとんどは森林の中でした。

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そうこうしているうちに,ようやく住吉川を発見。

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住吉川はジョギング/散歩/BBQスポットとして地元の人に親しまれているこじんまりとした川なんですが,上流がどうなっているのかは知らなかったので,上流を見られて感激です。

この後の道がまたわけがわからない。ここは「住吉道」と言うらしいのですが,「ほんとにこれが道か?」とか「あれ?道途切れてない?」というところも多く,たいへん不安な下りとなりました。登山地図は持参していたのですが,こういうマイナー道になると登山地図もまったく役に立ちませんね。まあところどころ標識(それも風化して字が読めないような)があったので,「これで合っているだろう」と判断できたのですが,標識がなければ道に迷っているんだか迷ってないんだかまったく判断がつかないところでした。沢沿いは道がわかりにくく,「都会の山・六甲山」とはいえ舐めたらいかんなと実感。

そうこうしているうちに静かな湖面に遭遇。…湖じゃなくて池だけど。

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住吉川に設けられている五助ダムの上流です。ここでようやく他のハイカーに遭遇。下界に降りてきたという安心感を得ました。

ところが,すぐ下界だろうと思ったら,そこからがまたけっこう長々と歩かなければなりませんでした。六甲の道はそんなに険しくないけどけっこう距離があるんだよねえ。

いい加減疲れてきたところで,いい感じのボロ屋を山肌に発見。

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どうやらここが人間文明の及ぶ北端のようです。しばらく行くとダムの滝が。

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この後は一気に住宅地となりました。それでも駅まではまだかなり距離があり,「ここに住むのは根性いるなあ」と思ったりしましたが,ぼくの住処も他人から見れば似たようなものですね。ハイ。

六甲は東西にかなり広範囲に広がっているので道もたくさんあり,また機会をあらためて色々探訪したいと思っております。ハイ。今度は蝉生をつれてこよう。いやがるだろうけど。