またスーパー同居人ちゃんの友人のインド人＆アメリカ人夫婦を連れて，今度は高野山に一泊してきました。
高野山はさすがに遠いね。山道を延々行かなければならないのだけど，電車（ケーブルカー？）の方がもっと楽しいのだろうか。
【午後2時】
高野山着。おなか空いたけど，宿坊で早めの夕食が出る予定なので，がっつり食べると夕食が楽しめないだろう。ということで，ここに。
この一帯で一番有名らしい胡麻豆腐屋さん。基本的に持ち帰りの店（ただし防腐剤を使ってないので保冷器が必要；店頭でも保冷器売っています）なのですが，店内の椅子で胡麻豆腐を食することもできます。濃厚な胡麻豆腐でさすがにうまかった。わさび醤油か和三盆糖を選べ，スーパー同居人ちゃんはわさび醤油が良いと言っていましたが，和三盆糖の甘い味もかなり良かったです。また食べたい味ですね。
【午後3時】
宿坊にチェックインする前に，高野山で一番ディープな場所である奥の院参道を歩きました。ここははっきりいってかなりすごい！ 予想以上のインパクトでした。全国の歴史上の有名人の墓があるという以上に，うっそうとした雰囲気，苔，巨大な杉の木，そして巨大な墓。以前行った恐山のインパクトもこの奥の院参道の前では霞んでしまうほどです。暗いのと，カメラの腕がゼロなのでろくな写真を撮れませんでしたが，二三枚貼付けておきます。
↓石田三成の墓
↓徳川宗将の墓の門。扉門がある墓は奥の院参道でも珍しい
↓無縁仏
【午後5時40分】
奥の院参道を詣でていたら時間が遅くなってしまい，宿坊へのチェックインが6時近くなってしまいました。すみません。泊まったのはこの一帯でも有名な一乗院。
↓一乗院の中。これらの部屋はさすがに（一般の）客室ではありません。
【午後6時】
夕食。アルコールはないのだろう…と思っていたら普通にビールまたは日本酒を注文できました。この寛大さがいいですね〜。
精進料理はおいしかったです。量は多くないのに品数がすごく多いのでけっこうお腹いっぱいに。
宿坊に泊まったのは初めてでしたが，全体に思ったよりずっと普通というか，門限が夜9時で朝の6時から朝のお勤めがあるという以外はごく普通の旅館という感じでした。ビールの自動販売機もあるし（笑い。たぶん，もっとハードコアな宿坊もあるんだと思いますが，高野山は観光客がたいへん多い場所なので，便利な近代的施設は一通りそろっています。肩肘はらずに泊まれました。また大変清潔で手入れが行き届いています。
【午後8時】
お風呂に。温泉ではありませんが，良い湯でした。ちなみにシャンプー，リンス，ボディーソープ完備です。インド人の旦那と裸の付き合いであります。このインド人のおっさんは大変陽気で付き合いやすい。
【午後9時30分】
消灯。消灯しなければならないわけではありませんが，他の客が寝てシーンとしているので，下手に物音をたてる訳も行きません。
【翌朝6時】
さて，翌日の朝は6:10から宿坊の「本堂」で朝のお勤めです。「本堂」に入れるチャンスはこの朝のお勤めのときのみだということで頑張って起きました。ちなみに宿泊客は基本的にお勤めを「見学」して一度焼香するだけです。本堂はたいへん立派で雰囲気もあり，線香の香りと真言密教の読経（声明）もあいまって神秘的な体験ができました。
40分のお勤めのあと，朝食。その後，10時のチェックアウトまで時間があるので散歩しようかと思ったのですが，あいにくの大雨で出る気が起きず，こたつで昼寝しました。昼じゃないけど。
【午前10時】
チェックアウト。
天気がもう一つというか，雨は止んだものの，すごい霧。でも霧も悪くない。とりあえずメインの寺である金剛峰寺を参拝。500円。
↓これは門。
↓これは庭。
他に写真撮影禁止の重要文化財の屏風絵などもたくさんあり，500円の拝観料ですが，その拝観料以上の価値は絶対にある寺でした。ハイ。
他の寺なども見て回りたかったけど，時間の都合で，とりあえず一番派手な根本大塔だけを観てきました。
中は撮影禁止でしたが，ここも良かったです。いやー，また来たいね，高野山！ 観てないところたくさんあるし。
【昼】
次は奈良に行く予定でしたが，とりあえず腹ごしらえ。「つくも食堂」の釜飯定食，1360円。
今回4人で「地鶏」x2，「ブナしめじ」，「山菜」の釜飯を頼みましたが，どれもうまかったです。普通のお弁当で出てくる釜飯と違い，割と水気があって，ちょっとパエリアっぽいところもあるのがうまかった。3種類それぞれ味がかなり異なっていましたが，個人的には「しめじ」がいちばん香り高くておいしかった気がしました。
【15時】
その後，奈良・東大寺へ移動。これが時間かかって，着いた頃には全員けっこうグロッキー。でもまあとりあえず東大寺だけはお約束で観光。東大寺はちょっとまえに来たばかりなので特に感動はありませんでしたが，時期的に鹿の発情期であるせいか，いつも以上に鹿がアグレッシブで怖かったです。
↓一見「ハーメルンの笛吹き」っぽく見えるが，実際は鹿に集団でおいかけられて逃げている人。
その後，お茶して解散。疲れた。やっぱりスーパー同居人ちゃんと二人の旅行と違うからちょっと疲れるね。
でも高野山はまた行きたいと思います。おわり。
