荒野の決闘 [My Darling Clementine] (1946) ★★★★

ジョン・フォード監督,ヘンリー・フォンダ主演。いわゆる「OK牧場の決闘」を描いた西部劇の古典。

主演がジョン・ウェインクリント・イーストウッドなどのマッチョなウェスタン・スターとはまったく異なるヘンリー・フォンダということで(ちなみに途中、フォンダが何度もウィリアム・メイシーに見えて困った)、通常のアクション中心のウェスタンとはちょっと違う感じで、ドラマ中心。特にドック・ホリデイを核とするストーリーが中心で、敵役のクラントン一家はむしろ脇役。ドックとワイアットの心の交流が丁寧に描かれていて、ほろりとしました。それに対し,「オッケーオッケー、オッケー牧場」の決闘は、ちょっと肩すかしというか、あっさり。このあたり,時代を感じる。