バッド・エデュケーション (2004) ★★★★★

アルモドヴァル監督作品。

最近、ヌルい映画ばかり観ていたのだが、ひさびさにガツンと来る映画にであえた。前半は「最強のゲイ映画」ぐらいに思っていたのだが(しかもそれは間違っていないのだが)、後半はヒチコック調になり、面くらった。観客をはぐらかすのが得意なアルモドヴァル監督だが、本作は驚くほどまっとうに、はぐらかしなしで一癖も二癖もあるストーリーを展開。観る方は一時も目が離せない。さらに画も最高に素晴らしく、音楽も同様に最高。最高級の映画が観られて幸せ。