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チェンジリング (2008) ★★★★

監督:クリント・イーストウッド、主演:アンジェリーナ・ジョリー

行方不明だった我が子が警察に発見され、戻って来たが、どう見ても我が子ではなかった…という実話ベースの話。ミステリーっぽくもあるが、イーストウッド映画なので当然主眼はミステリーではなく、その渦中にある人。アンジェリーナ・ジョリーの迫真のやつれた演技も優れていて、プロットも驚くほど起伏があり、観るものを引き込んでいく。ただ、演出が少しスタイリッシュすぎる気がしないでもない。特に、裁判のシーンはイーストウッドらしい勧善懲悪のカタルシスにうっとりしてしまう一方、その演出が見事すぎて逆に冷静になってしまう自分もいる。それからイーストウッド自身のスコアがちょっとセンチメンタル過ぎる。そういう細かい欠点を除けば、喪失・死という(最近のイーストウッドのお気に入りの)テーマがじっくり描かれている好作品だと思う。