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ブロークン・フラワーズ (2005) ★★★★

監督:ジム・ジャームッシュ、主演:ビル・マーレイ

ジャームッシュらしい、low-keyでユーモラスで物寂しい映画で、ジャームッシュ好きには安心して身をまかせられる映画。ジャームッシュ作品ではいつも素晴らしい音楽のセレクトが今回は特に冴えていて、テーマソングとなっているエチオピアン・ジャズが流れると、それだけですべてが許せる気になる。

最初から最後まで、出来事的には何一つ解決しないのだが、「出来事」というところに囚われていてはまったくこの映画の本質を見失うだろう。この映画は、ビル・マーレイ演じる主人公の、無愛想な仮面の裏の心の揺れが主題なのだから。