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Missing Victor Pellerin (2006) ★★★★

監督:Sophie Deraspe

天才としてもてはやされながら突然失踪した若きアーティスト、ヴィクター・ベレリンを題材にしたドキュメンタリー。

モントリオールのアートシーンから世界のアートシーンへと、時代の寵児としてこれからまさに加速しようとしていたヴィクターは、あるとき、自分の作品をすべて燃やして失踪してしまう。失踪15年後に、ヴィクターゆかりのアーティストが集まってヴィクターの回顧展をやることになった。ドキュメンタリー映画監督のSophie Deraspeが、それらアーティストたち、画廊、ヴィクターの母、姉、そして警察関係者まで取材して、ミステリアスな芸術家の素顔に迫る。なぜこの男は突然自分の作品をすべて燃やしてしまったのか? なぜ失踪したのか? 今はどこにいるのか?

最初は、よくあるアート系のドキュメンタリーかと思ってだらだら観ていたのだが、中盤あたりから、ヴィクターの裏の顔が明らかになり、サスペンス的な展開となる。ヴィクターに面会できそうなところまで行って結局面会できないところでこの映画は終わる。このあたりの展開はなかなかスリリングで良かった。

しかしこの映画には、映画の中では明らかにされない更なるどんでん返しがあるのだ。それがこの映画の本当のポイントだと思うのだが、ネタバレになるので、映画を既に観た人か、この映画を決して観ないと分かっている人のみこれを読んでください→ネタバレ話

なお、この作品は日本未公開で、日本語版DVDも出ていません(英語版はAmazon.co.jpでも買えます)。なお、監督のSophie Deraspe、けっこうカワイイです。