アッカトーネ (1961) ★★★

監督:Pier Paolo Pasolini

パゾリーニの監督デビュー作。キャストを素人で固め、演技よりも役者ずれしていない生の人々の存在感でとられたセミ・ドキュメンタリー的映画…というのが一般的な評価のようだ。時代が古いこともあるが、映像はかなり荒削りでみずらいところもあり、しかもぼくがみたビデオは字幕が全セリフの3分の2ぐらいしかなく、どうも入り込めず。淡々としたストーリーながらなんとなく見せてしまうのは、貧困者のリアリティーがにじみでているからだろうか。 (06/18/2000)