ロスト・ハイウェイ (1997) ★★★★

監督:David Lynch

少し前にみた作品だけど。「ツイン・ピークス」の映画以来、デイビッド・リンチのなんと5年ぶりの長編映画作品。見て第一に感じたのは「かわんねーなー」という、良い意味でのリンチ節。「ツイン・ピークス」をさらに不条理にしたストーリー、倦怠と狂気、ドラッグ、殺人、メロドラマ、超常現象、怪人物、などなど。主演は、あまり好きでないビル・プルマンなんだけど、このしょぼくれた役にはあっているかも。リンチ流の神秘主義、耽美主義が楽しめる映画だけど、問題があるとすれば、新しい要素がないというところか。音楽の使い方の独特さには相変わらず感心させられる。 (06/23/2000)

(※追記08/27/2008:今はリンチ映画に「新しさ」はまったく求めていないので、この映画のお気に入り度は★★★★★です。)