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シャッター・アイランド (2010) ★★★★

監督:マーティン・スコセッシ、主演:レオナルド・ディカプリオマーク・ラファロ

予備知識なく観て、普通の犯罪サスペンスかと思ったら、ホラーサイコサスペンスだったので驚いた。でもスコセッシはドリームシークエンスを描くのがヘタだなあ。普通に役者がセットの中で演技しているようにしか見えないよ。これをデイヴィッド・リンチが撮ったらどんなに背筋がぞっとするような作品になったことか。もっとも、リンチが撮ったら、プロットもぐちゃぐちゃになるからそれはそれでマズいか。キューブリックが撮ったらもっと贅肉が落ちて、幻想的な名作になったかもしれない。

良く「10分でオチが分かった」と書いている映画感想文を観るが、オレは、「おお、スコセッシがサイコホラーを!」というのに気を取られてちっとも分からなかった。だから、プロット自体はとても楽しめた。とはいえ、ディカプリオは「戦争で無抵抗の捕虜を殺したというトラウマ」を抱えているようにはちっとも見えなくて、てか、ディカプリオって戦争をくぐりぬけたという雰囲気がまるでないので、いくらスコセッシがお気に入りだからといって、もうちょっと違うキャスティングのほうが良くなかったか?てか、なんでそこまでディカプリオに執心なんすか、監督!(2002年の「ギャング・オブ・ニューヨーク」以来、4本連続でディカプリオ主演。)