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レイチェルの結婚 (2008) ★★★★

監督:ジョナサン・デミ(「羊たちの沈黙」、「フィラデルフィア」)、主演:アン・ハサウェイ(「プリティ・プリンセス」「ブロークバック・マウンテン」「プラダを着た悪魔」)

薬中リハビリのメンヘル妹(アン・ハサウェイ)が、姉の結婚式のために実家に一時的に帰ってくるという話。

ドキュメンタリー風のカメラワークで群像劇を描く。自分、姉、父、離婚した母、そして今は亡き弟…これらの間の葛藤がわずか数日間のうちに噴出する。アン・ハサウェイを初めとする役者陣の迫真の演技と、ハレの気が漂う祭り(ウェディングだけど)の雰囲気の緊迫したぶつかり合いが見所。

不満はといえば、もし本当にこのような背景をもった家族がいたとして、このような形でお互いがぶつかりあうだろうか?というところにリアリティーの欠如を感じた。実際の人間関係はもっと静かに鬱屈するものだと思うのだが…。てか、もともとメンヘルの妹が切れるのはいいんだけど、なんでメンヘルの妹を姉が挑発するような言動を取るのか、わからん。もちろん姉が切れたくなる気持ちは分かるけど、普通はこのタイミングでぶつけたりしないだろう…。

とはいえ、美しい映画であるのは確か。デビュー作からして、いかにも二流ラブコメ女優になりそうだったアン・ハサウェイだが、それに留まらない器があることを着実に示してくれている。