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10kmレース出ました

daily life edu thoughts run

おっと、前のエントリから二月以上。書きたいことは色々あるんですが、ここ半年忙しくてなかなか時間が取れなくて…。

とまれ、久々にエントリを。

初めて10kmレース出ました…って、これまた3週間も前の話ですが、記念すべき?イベントなので、記録しておきたいと思います。

出たのは地元のレースで、気楽な感じで出たわけですが、レース開始前になんの緊張感なかったかと言えば嘘になります。レース前どころか、レース中にも微妙な緊張が。油断すると腰がくだけそうな感覚が。

で、なぜ緊張するのか、不思議だったんですね。ふだんから10kmジョギングやっているので、距離に対する不安感はない。また、たかがシロートの趣味レース、誰も注目してないから、無様な成績で終わろうと、関係ない。万が一にもトップ集団に入る可能性もない。だから、緊張する理由はないはずなんですね。

しかし、実際走ってみて、緊張を感じる理由がわかりました。競争心です。

1000人以上走るレースですから、ランナーのレベルはそれはもう千差万別です。ところが、ダンゴ状態のスタート時点から数キロ走ると、うまくばらけて、周りは自分と同じレベルのランナーばかりになります。これはペース配分を取りやすいという点でも理想的な状態なのですが、同時に、同じレベルのランナーに囲まれているだけに、この集団から振り落とされたくない、むしろ前にいるあのランナーとあのランナーぐらい抜かしたいなどの欲目も出ます。

結果、いつもよりかなり速いペースで走ることになります。これが不安の元なんです。ぼくは、iPhoneのGPSトラッキングアプリのRunKeeper proで、500mごとのタイムを聞きながら走っていたんですが、あきらかにいつもよりペースが速い。いや、てゆうか、ふだんこんなペースで走ったことないぞ!というペースなんですね。未知のペースだから、自分がこのまま走って大丈夫なのか、不安になる。途中で電池が切れてぶっ倒れるのではないか。でもまわりに負けたくない。このアンビバレンスが不安を産むんです。だから今回ぼくはRunKeeperのペース報告を聞くたびに、「順調、順調」と思うよりは、「大丈夫かよ、オレ?!」とずっと心の中で叫んでいました。

しかし、その結果、ふだん一人で走っている時では絶対できないスピードで走ることができました。参考までに、レース一週間前のジョギングのラップタイム(信号待ち時間も含む)とレースのラップタイムの比較を張り付けておきます。

最初の1km、レースの方が遅いのは、最初は団子状態で速く走れないからです。しかしその後はふだん一人で走っているよりかなり速いペースであります。基本的にふだんはどんなに調子が良くても1kmを5分20秒以内で走れることはないのですが、レースでは(最初の1kmを除き)ずっと5分20秒未満のペース、一度も近づいたことさえない5分の壁を一度だけですが切っていますし、あまつさえ、ラストのラップが5分01秒なんですから、走っている自分がどれだけ驚いたか分かっていただけますでしょうか。オレってこんな速く走れるんだ!と。(もちろんあくまで当社比。)

しかも、もちろんレースはしんどかったですが、だからといって、ゴールした後に倒れ込むようなことも特になく、むしろ意外に余力ある感じでした。

このレースを走って痛感したのは、ほんと、人間て一人でやっているときには自分の能力の6割ぐらいしか出さないんだなということです。今回の遊びのレースではきっと8割ぐらいの力が出たんだと思います。いずれにしても、人間、一人でやっている限り、自分をすごーーーーーく甘やかすものだということが分かりました。それは勉強や研究でも、まったく同じことなんですよねー。

ちなみにこの話を先日の蝉の新歓コンパのときにしたら、現時点でたった4人しかいないうちの蝉生はいっせいに、「分かる分かる」という感じでうんうんと頷いていました。なんだおまえら、経験で分かってたのか? 見込みあるじゃねえか。

このレース終わったあとのジョギングはやはりレース前よりタイムが上がっていました。もちろんレースのタイムは再現できませんが、レース前、頑張っても突破できなかったタイムが簡単に突破できるようになっていることに驚きを感じます。自分の身体が「これぐらいパワー出しても走りきれる」と目覚めたということもありますし、また、レースで颯爽と走る速いランナーを見て「自分もあんなふうに走りたい」というイメトレが出来たということもあります。

繰り返しになりますが、勉強も研究もシゴトもまったく同じです。自分のペースでやっていたら駄目なんです。自分より上の人を目の当たりにしたり、自分と近い力の人と真剣勝負してみて、自分の潜在能力を引き出さないと。

そういう当たり前のことを改めて実感できた、貴重な初レース経験でした。

記録(男子マスターズ10km):

記録 52分30秒
ネット 51分27秒
順位 357位/1053人