ごっさん長距離ドライブ

ごっさんが納車されてはや３週間半。この間のゴールデンウィークに長距離ドライブで1200kmぐらい走りました。

その感想ですが…いかんせん，前車のバニ朗（ニューパンダ4x4）があまりに性格の違う車なので，ドライバーのオレのタコさもあいまって正常な比較はできないと思いますがご了承ください。

ちなみにバニ朗とのスペックの違いは以下の通りです。

	ごっさん	バニ朗
全長	3600mm	-30mm
全幅	1655mm	-50mm
全高	1470mm	+165mm
ホイールベース	2365mm	-60mm
車重	1040kg	+40kg
排気量	1148cc	1240cc
種類	4気筒SOHC16v ターボ	4気筒SOHC8v NA
最大出力	100ps/5500rpm	60ps/5000rpm
駆動方式	FF	4WD

というわけで，スペックは似ているようで似ていない。そりゃそうだ，プチスポーツvsプチオフロードだから。

で，1200km走ったとりあえずの感想ですが。

乗り心地は，バニ朗の方が全高のわりにどっしり落ち着いていましたね。4x4だから？ それともごっさんの足回りが堅いのか…。ごっさんも，段差の種類によってはうまく衝撃をいなす場面も見受けられるのですが，全体的にはぴょこぴょこしがちで，いわゆる「フランス車のしなやかさ」は良く分かりませんでした。

あと，不満なのはシート。バニ朗のそれよりホールド感や厚みが欠けていて，最初の500kmでは背中が痛くなってしまった。フランス車はシートが良いって聞いていたんだけど，そうかな〜？

とはいえ，帰りは慣れたのか，身体痛くなりませんでした。

でも，峠道を頑張って走ると，シートが全然ホールドしてくれないので踏ん張れず，カーブを曲がるたびに下半身が右や左に盛大に流れて，腰が痛くなります。

GTを選んだのは，RSやゴルディーニはシートがバケットで，「あんなバケットシートいらんわ」と思っていたことも一つあるんですが，今となってはバケットシートが欲しい。

ということで，レカロシート（またはスパルコ）を売ってくれる人，連絡お待ちしてます！！！

シフトレバーの遠さはまだ今いち慣れません。「手元」にシフトレバーがあったバニ朗のほうが良かった…。

ついでに，皮まきステアリングも，バニ朗の方がちょっとだけ小径でちょっとだけ太くて良かった。

と，文句ばかり書きましたが，この先はポジティブ。

まず，全幅はたったの5cm差ですが，運転するとごっさんのほうがだいぶゆったりしている感じ。リラックスできます。

エンジン音はごっさんの方がだいぶいいですね〜バニ朗は原チャリみたいな音だったもんなあ（言い過ぎ）。

それから思ったよりごっさんのトルクが厚くて，たとえばうちの前の坂道は相当な急坂なんですが，ごっさんは意外にすいすい登っていきます。正直，4WDのバニ朗とまったく遜色のない足腰のねばりです。白熊（ランチアイプシロン 1.4L）がトルク薄かったのとは対照的。

高速の安定性はさすがです。低速では軽いステアリングも，80km〜100kmぐらいではビシっとしていて，直線だとステアリングから手を離してもオーケーなぐらい。バニ朗よりだいぶ安定しています。ただ，それ以上の速度になると今度はショートホイールならではの段差でのピョコピョコ感が激しくなって，ゆったり運転という感じではなくなります。

加速の感覚はなかなかのものです。3000回転超えたあたりでターボ効くのかな？ スムースな加速感を味わえます。とはいえ，なんせ1.2Lですから，「気がついたらすごい速度になっていた」ということにはなりません。100km巡航で，5速3000rpmですからね。踏まないと速度はでません。

でも，これまた当たり前ですが，60psのバニ朗に比べると，100psのごっさんは，高速での追い越しが楽々です。3000rpmでも，ぐっと踏み込めばすぐターボがかかって速度が乗りますので，追い越しはストレスフリーです。

ちょっとまえ切符を切られた身としては，クルコンがあるのも嬉しいかぎり。混んでいない高速だったら98kmぐらいに設定して走ると捕まらないし，前にもあまり追いつかないし，追いついてもちょっとアクセル踏んで抜かしてまた巡航すればいいし，運転が楽になります。ただ，クルコン・オンのスイッチが信じられないほど押しにくいところにあるのがどうかと思います…。

燃費は，1202km走って15.8km/L。クルコンで大人しく巡航した440kmは燃費17.2km/Lでした。今の基準では平凡ながらも，4WDのバニ朗はどんなに良くても15km/Lぐらいでしたから，これもごっさんの相対的な良い点ですね！

とゆーことで，全般的には満足です。しつこいですが誰かレカロ売ってください〜＼(＾o＾)／