カリフォルニア車購入記「あれ?この車,いろいろ整備が必要だなあ」編

さて,渡米5日目にして早くもあるやんをゲットしたわけですが,なぜそんなに早く車をゲットする必要があったのかと言いますと,レンタカーを1週間しか借りていなかったからなんですね。もしひと月ぐらいレンタカー借りていたらもうちょっとじっくり探せたのかもしれません。とはいえ,中古車ディーラーと違って個人売買だとあんまり冷やかしでコンタクトとって試乗するわけにもいかない(相手方だって自分の仕事があるわけだし)ので,めんどくさくなったというのが本当のところです。

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前もちょっと書いたかもしれませんが,5000ドルぐらいの車だと10年落ち以上で古いか,走行距離が16万キロ超えているか,あるいはその両方で,やっぱりけっこうボロいということも分かったので,結局,倍の値段で文化的な乗り心地のあるやんにした訳です。

ただ,前も書いたように,あるやんは事故歴があるんですね,分かってて買ったんですが(相場より1000ドルぐらいは安かった)。で,あるやんはぼくが3人目のオーナーなんですが,Carfaxという車の履歴が見れるサービスであるやんの履歴をみると,なんとこやつ,最初のオーナーが2009年にあるやんを入手したんですが,納車1ヶ月後にもう事故起こしてやんの。馬鹿だねー。どの程度の事故かは不明ですが,Carfaxの記録によると,対物事故で,エアバッグは開かず,構造ダメージもない,とのこと。その後は事故の記録はありません。(ただCarfaxに出ない事故というのもあるらしいですが……そうなると中古車は何も信用できないという。)

「きっと事故といってもおおごとじゃないさ ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、」

アラインメント

という感じであるやんをゲットしたあと運転していたのですが,どうもステアリングがよくない気がする。油断するとふらつく感じ,特に高速道路で。

「おいおい,構造ダメージないと言うけど大丈夫かあ? ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、」

ということであるやんがうちに来てから3日後にサスペンション専門の工場に行って,アラインメント調整してもらった。

そういや,叔父ディーラーも「直進安定性が不足していると感じたらアラインメント調整しろ」と言ってたな,2回ぐらい。わかってるならおまえがやれよ!

ちなみにあるやんの取引をした叔父ディーラーの中古車ディーラーがあるミラマー・ロードというところはものすごい数の自動車工場が並んでいるところで,このサンスペンション屋も同じくミラマー沿い。

で,アラインメント調整は80ドルぐらい。結論としては,アラインメントはだいぶ狂っていたらしい。前のオーナー(2番目のオーナー)のメンテ記録は(全部ではないかもしれないけど)グローブボックスに入っていたんですが,ローテーションの記録はあるけれど,アラインメントの記録はない。もし11万キロで一度もアラインメントを調整してなかったら当然だいぶ狂っているはずだから,事故歴とは関係なくメンテ不足だということにしておこう。

ポジションライトとボンネット

で,他の不具合として,左側のポジションライトが付いていないことに気づいたので,2ブロックくらい先にあるジャパニーズオートテックという小さな工場に持ち込んでみる。ここはオーナーがベトナム人,奥さんが韓国人,窓には力士のイラストが掲げられているあやしい店だけど,日本車には多少強いだろうということで。

見てもらうと,「電球切れじゃないよ,そもそもソケットないよ!」と言われる。マジかよ!

エンジンルームはかなり密集しているので,ソケットがエンジンルーム内で落ちているだけなのか,あるいはまったく欠けているのかは,フロントバンパーをはずしてみないとわからないと言う。あと,「ボンネットのチリが合ってないね。事故歴あるね」と言われる。ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、

せっかくなので,両方直してもらえるかみてもらうことにしました。

2, 3時間経過して,まずポジションライトについては,ソケットは落ちていただけということで,こちらは無事治った。ボンネットのチリの調整については,「ヒンジの調整である程度直ったけれど,ボンネット自体がプラスチックで板金できないので完全にぴったりはいかなかった」ということ。代金は主に工賃で300ドル也 チーン。でもオイル交換無料券2枚もらった。

ちなみに,後に別の店でリアバンパーのガリ傷修繕してもらったところ,左サイド全体に塗装跡があると言われたので,もしかしたら左サイドをぶつけた事故だったのかもしれない。

ステアリング調整

それはともかく,アラインメント調整後しばらく運転。ステアリングの安定性は劇的に増したので良かった……が!

どうも右に引っ張られるような気がする。いや違うな,引っ張られているというより,ステアリングを少しだけ左に切った状態で安定して直進する感じ。

ということで,翌日サスペンション屋に戻って「右に引っ張られる感じなんだけど」と再調整を頼みました。

調べてもらった結果,「ステアリングがちょっと右回りにずれていた」ということで,それを中央に直して解決。再調整なのでこれは無料。

タイヤ新調

ついでに,「タイヤ前後で銘柄も扁平も違うね」と言われた。マジか!? いや,銘柄が違うのはわかっていました。前がミシュラン・パイロットスポーツで後ろがファルケンZiex。前のオーナーのメンテ記録に,ミシュランの中古タイヤを前だけ付けたとあった。しかし扁平が違うのは気づきませんでした。

サスペンション屋のにーちゃんは「まだ溝もあるし,大丈夫でしょ」と言うが,いやいや,よくないでしょ!

というわけで,数ブロック先にあるタイヤショップで前も後も新品にしました。ミシュランは高いので,ファルケンの,Ziexだと前と同じで面白くないので,Pro G4というやつに。工賃込みで460ドルくらい。

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新品タイヤで気分さわやかに走り出したらびっくり。めっっっっっちゃ静かになって乗り心地もスムースになった。タイヤ変えてこんだけの変化を感じることはなかなかないというぐらい違う。タイヤの変化にふだん気づかないスーパー同居人ちゃんでもさすがに「変わった」というほどに。

やっぱだめじゃん,前と後違ったら!!

アメリカではお金節約するためにけっこう平気で中古タイヤ付けたりする(かく言うσ(゚∀゚ )オレもゴルフには中古タイヤ付けたりしてた)んだけど,やっぱ良くないね。

つーことで,「おいおいなんか色々整備にお金かかるな」とひやひやしましたが,だいたいこんな感じで快調に走るようになりました。

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インプレなどはまた次回か次次回で……。