Apple Watchでのトラッキングはワークアウト一択か

一昨日,大人用キックボードで急坂を下った時に転けて肋骨を痛めてしまいました。レントゲン撮ったところ幸いヒビなどは入っていないので,まだちょっと(;´∀`)…痛い…けどなんとか週末の高知マラソンまでには復活できたらいいな!と思っています。

さて今日は悩みどころ,Apple Watchでのランニングのトラッキング・アプリの話です。

これが,なかなか決定打がありません。Apple Watchを導入して以来,ずーっとRunkeeperとStravaを行ったり来たりしていましたが,RunkeeperはApple Watchでトラッキングすると,iPhoneには完全な情報を送ってくれますがなぜかウェブ版には不完全にしか情報が送られない。データ形式がマッチしていないから? おかしくね?

そこでここしばらくSNS機能が強いStravaのApple Watch版を使っていて,比較的安定していると思っていたのですが,12月の加古川マラソンと1月の武庫川新春ロードレースと立て続けにStrava@Apple Watchがレース途中で死亡。Apple Watch OSのアップデート後にそうなったんで,たぶんOSの仕様が変わってStravaが暴走するようになったと思うんですが,まあ,ユーザーからすればそんなん知ったこっちゃない。使えないものは使えない。アプリのアップデート待てばいい?! そんなの待ってられないよ!!

とゆーことで,解決策を求めてネットでいろいろ情報を集めてみたんですが,結局,

  • Apple純正のワークアウト・アプリを使う
  • Stravaへの情報転送はHealth FitなどのiPhoneアプリを使う

というのがもっとも安定していて良いという結論になりました。

ということで,いままでほとんど使ったことがなかったApple Watch純正アプリのワークアウトを使ってみたんですが,これがなかなかいい。現在のワークアウトのランの画面は以下のようになっています。

f:id:ultravisitor:20200212202601p:plain
Apple Watch純正ワークアウト

一番上がトータル・タイム,次がRolling paceなんですが,これが何なのか調べたところ,「直近1kのペース」だそうです。つまり,たとえば10.03k地点なら,9.03-10.03kのペース,11.7k地点なら10.7-11.7kのペースというように,刻一刻とペースを更新してくれるので,ペースが上がったり落ちたりということがよくわかります。ナイスです。もしかしたら他のアプリのCurrent Pace(現在のペース)というのもそうなん? わかりませんが。

その下は全体の平均ペース,その下は現在のキロ数で,これらの情報で必要十分です。

また,1kごとに,バイブとともにスプリットを教えてくれます。

f:id:ultravisitor:20200212225536p:plain
1kごとのスプリット画面

これはほんとシンプルな画面で,しかもほんの数秒しか表示してくれません。正直,バイブも弱いので,バイブに気づかないことも多いし,気づかないと見のがしてしまうデータです。ただ,上に書いたように通常の画面でRolling paceが示されているので,現在ペースが上がっているか下がっているかといったことは常時確認できるので,キロごとのスプリットを見逃してもさして問題ないかなと思います。

音声案内もありませんが,まあ,バッテリ節約になるからいいかな。

それ以上に,非常に安定しているのがありがたい。さすが純正アプリです。鉄の安定度。RunkeeperやStravaがApple Watch版のアプリのバグを潰すのにのにずーーーーーーーーーっと四苦八苦しているのを尻目に,純正であることを強みにたいへん安定していて安心感があります。良いですね。

一つ,注意したい設定事項ですが,iPhoneのApple Watchアプリの中のワークアウトの設定のこれ。

f:id:ultravisitor:20200212231920j:plain
iPhone側でいろいろ設定できます

この「押して一時停止」をONにしていると,ランニング中にApple Watchのスクリーンショットを撮るとトラッキングが止まります! もちろんそれで良い人は良いと思いますが,ただ,コース上のキロ表示をもとにApple Watchのスクリーンショットを撮って時刻を記録したい場合はOFFにしないといけませんね。加古川マラソンや神戸マラソンのような大会なら運営の方で5kごとのラップを撮ってくれますが,そういう大会ばかりじゃないので,自分でラップを取りたいことが多いです。(AWのクラウンとボタン同時押しでAWのスクリーンショットが撮れて,それをラップの記録にできます)

さて,Apple Watchのワークアウトでトラッキングすると,その記録はiPhoneのどこに保存されるのか? 答えはもちろん「ヘルスケア」アプリですが,これは健康関係の総合アプリで,ラン記録を集約するにはあまりに不便です。やはりデータをStravaなどに送りたい。

そこで活躍するのがトラッキングデータ集約&同期アプリ。ぼくはHealthFitを使いはじめました。

f:id:ultravisitor:20200212233505p:plain
確か370円

今のところ非常に安定した動作を見せています。

f:id:ultravisitor:20200212234137j:plain
AWワークアウトからヘルスケアを経由してHealthFitに送られてきたデータ

f:id:ultravisitor:20200212234314p:plain
しあわせの村を4周したときのペースと高低差のグラフなど,情報も詳細

Stravaにデータを送るには,右下の「…More」というタブをクリックして,Stravaと同期する設定をします。

f:id:ultravisitor:20200212234616p:plain
非常に多くのプラットフォームにデータをエクスポートできますが,なぜかRunkeeperはその中に入っていません

一方,データのインポート元の設定は,わかりにくいですが,メイン画面の左上のアイコンをタップして

f:id:ultravisitor:20200212234822j:plain
左上のアイコンをタップ

WORKOUT SOURCESで設定します。なんでインポートとエクスポートが違う設定画面なんだ。

f:id:ultravisitor:20200213093413p:plain
ポートはRunkeeperからでもできるみたいです。不思議。


ここで注意したいのは,Stravaにデータをエクスポートする設定にしているのに,ここでインポートの設定もやってしまうと,データがダブってしまうということです。つまり,Apple WatchのデータをHealthFitからStravaに送ると,そのデータがStravaからHealthFitにインポートされてしまうということになります。最初,「なんでデータがダブるん??!!」と思っていましたが,このインポート設定をやめれば大丈夫でした。

Stravaにもちゃんと情報送られます。

f:id:ultravisitor:20200212235518j:plain
AW→ヘルスケア→HealthFit→Strava

こうやって書くとややこしそうですが,AWワークアウト→iPhoneヘルスケア→HealthFitへの一連の同期は自動,しかも迅速。HealthFit→Stravaのエクスポートもたぶん自動でやってくれるんだと思いますが,せっかちなので手動でエクスポートしています。(低電力モードでは自動同期しないようだし)

これでもうトラッキング・アプリ迷子から完全に解放されたらいいな!

いじょ。

PS: 肋骨の痛みはだんだん引いてきたけど,まだくしゃみすると痛む。週末走れるかなあ……