2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

エイリアン★★★★

何回も観ているようでこう改めて観てみると意外に覚えてない。しかも恐くない。ギーガーの傑作エイリアンも見慣れると…。先駆者としての偉大さは認めつつ、作品としては(後発の強みはあるとはいえ)カーペンターの物体Xの方がはるかに上だと正直思った。

陽炎座 ??

ツィゴイネルワイゼンに続く鈴木清順大正三部作の二作目。ツィゴ(略)の緊迫感はいったいどこに? ツィ(略)は重さの中に軽さがあるのが良かったのにこれは軽いだけ。馬鹿馬鹿しいので途中で観るのやめた。

砂漠の流れ者 (The Ballad of Cable Hogue) ★★★

サム・ペキンパー監督の怪作コメディ・ウェスタン。ウェスタン映画の常識を覆すことにおいては右に出る物はないかも。最初コメディーだということも良くわからなかったし。

ウエスタン(原題 Once Upon a Time in the West) ★★★★★

大好きなセルジオ・レオーネ監督作品。香港ノワールかと思うほど超シンプルな復讐譚にくどすぎるほどの漢の美学。モリコーネの音楽に泣いた。ヘンリーフォンダが悪役なのにもひっくり返った。でも邦題がヒドい。

テキスト庵・一時避難所

テキスト庵(一時避難所)。

教育再生会議に不足している議論

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さて、前回の続きですが。オレは教育再生会議の提言すべてに反対というわけではありません。まあ、ボランティア活動導入に関してはちょっと否定的な意見を持ってますが。本来定義上「自主的」にやることを半ば「強要」することになるわけですから、その根本…

「塾は禁止」 教育再生会議で野依座長が強調

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http://www.asahi.com/national/update/1223/TKY200612230248.html 政府の教育再生会議の野依良治座長(ノーベル化学賞受賞者)が8日に開かれた「規範意識・家族・地域教育再生分科会」(第2分科会)で、「塾の禁止」を繰り返し主張していることが、同会議…

仕事納めだひゃっほう!

とか言うと世間様のひんしゅくを買いそうですが、とりあえず、今日で授業が終わったyo! ラストスパートで燃え尽きた。まあ、仕事納めといっても来週業者との打ち合わせもあるし、それより1月に原稿締め切りが2本あって、どちらも全然手をつけていないという…

一周月

今日は一周年ならぬ一周月です。結婚の。結婚したのです、一ヶ月前に。いや、法律的にはさらに一ヶ月前に結婚しましたが、儀式を挙げたのは一ヶ月前ということで。某神社で。家族のみで。そして同居人ちゃんはスーパー同居人ちゃんへとステージが上がりまし…

ドッペルゲンガー ★★★

黒沢清監督。どんな映画か知らないで観たが、コメディだったとは。不条理劇だけど、ドッペルゲンガーの心理学的位置づけがありきたりなのが不満。でもまあラストが良いので良しとしよう。ヒロインの永作ちゃんが最高に魅力的。

ピストル・オペラ ★★★

江角主演、鈴木清順監督。意図的にか、清純映画というより清純映画のパロディを観ている気になる。おもしろいけど同時に白々しい。それでもまあけっこう笑える。江角が美しい。でも「ツィゴイネルワイゼン」の役者たちにあったリアリズムが皆無。

カジノ・ロワイヤル(2006年度版)★★★★

新しいボンドはかなり良いという話を聞いて観てみたら確かにすごく良かった。マッチョでアンチ・ヒーロー的なボンド。「本当に痛そうな拷問」なんてボンド映画始まって以来のことか。冷徹だけど抜けているのが憎めない。

ソラリス(ソダーバーグ版)★★★★

ソダーバーグはなぜアメリカの評論家の間であんなに評価が高いのか。この作品もメロドラマ寸前。でもまあ、理想化された想い出なんてメロドラマ程度のものかもしれないし、その意味ではリアリスト。チープさも味。

教員の教育能力向上研修、全大学に義務づけ 文科省

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http://www.asahi.com/life/update/1217/009.html 文部科学省は、すべての大学や短大に対し、教員の教育能力を向上させるための研修を義務づける。授業に不満を持つ学生が多いためで、このほど中央教育審議会(中教審)の部会でこの方針が了承された。...0…

大学外から研究費獲得の教員に報奨金 九大が導入へ

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http://www.asahi.com/life/update/1215/008.html これまでも報奨金制度はあったが、研究費として使わなければならなかった。教員が自由に使える報奨金制度は、「国立大で初めてではないか」(九州大)としている。…1人の教員が合計で1億円以上獲得すれば…

「正しい和食」認証問題とか

カテゴリは[news]の方がいいと思ったけど、流れ上[thoughts]で…。はてなでも複数のカテゴリつけられるようになったらいいのにな。さて、前回は安倍政権は、「文化面で大きな政府、経済面で小さな政府」を目指していると書きました。そうそう、ホワイトカラー…

【な】の政治的立ち位置

突然ですが、3ヶ月も前に書いていた政治イデオロギーの話を蒸し返したいと思います。次に書きたいことの布石となるので。政治イデオロギーについては当時いろいろとぐだぐだと書いてましたが、オレ(【な】)の立ち位置をまだ明言していなかったので、ここで…

メモ:ジャスラックの呆れた実態

以下の記事のなかで週刊ダイヤモンドの記事「日本音楽著作権協会(ジャスラック)/使用料1000億円の巨大利権 音楽を食い物にする呆れた実態」がオンラインで読めることをはじめて知りました。必読です。「文化庁からJASRACへの天下り」は全面禁止にすべき

突入せよ!「あさま山荘」事件 (2002) ★★

警察・機動隊の現場の混乱、無様さをほんのちょっとであるが描いた点では評価できるが、「そんな現場でも俺だけはまともだったけどな」という主人公(=原作者)には覚める一方。覚めた、突き放した視点で人間の暗部をえぐりだせる可能性を秘めつつも、結局…

CURE (1997) ★★★★★

同時に観た「黄泉がえり」と、荒唐無稽さでは同じレベルなのに、笑ったり突っ込み入れたりお茶を入れに席を立ったりした「黄泉がえり」と違い、「CURE」は一時も目を離せない。絶望的ラストに納得できないが、非常に優れた映画。

黄泉がえり (2003) ★

全編ベタベタなシュガーコーティング。そして草なぎ役の主人公の偽善者ぶりにあっけにとられる。大体待ち合わせ場所が野外コンサート会場って、もっと分かりやすい場所で待ち合わせろよ。トンデモ映画。

隠し剣 鬼の爪 (2004) ★★

傑作「たそがれ清兵衛」を薄めた感じ。山田洋次なので並の駄作よりはずっと上だけど、山田洋次レベルを考えると★★。

Mr.インクレディブル (2004) ★★★★★

脚本のクレバーさに敬服。映画の「ファンタスティック・フォー」の5万倍良い。

妖怪大戦争 (2005) ★

角川ってやっぱり駄目だなあ。あらゆる意味で。

告知

ごめんなさい。生活の時間の配分の都合上、映画感想文にかける時間はどんどん縮小してます。いっそやめてしまうべきなのですが、たま〜に一言言いたくなるときがあります。ということで、今後は観た映画(といってもほとんどはDVDですが)の100字感想文を書…