イラク人質事件

情報が二転三転したようだけど、やはり結局イラクの邦人人質の殺害は確認されたそうだ。これに対するオレの考えですが、ごくあたりまえの見解なので新しいところはありません。でも、こういう見解が多数派になることが望ましいと思っているので書きます。まず、政府が取り引きに応じなかったのは当然だと思う。他の道もあっただろうけど、この道も政治的判断としてはおかしくない。しかし、イラク戦争を政府が諸手をあげて支持しているのは愚劣の極みとしか言いようがない。馬鹿すぎる。まあ、ブッシュ政権とのなんらかの政治的取り引きの結果なんだろうが、それにしても世界という観点からみると、日本政府はブッシュに尻尾を振ってご褒美を待つ無思想の馬鹿国家にしか見えないだろう。まさに恥知らず。

ということで、近視眼的には、日本政府の今回の対応は仕方がないが、遠因的には日本政府が蒔いた種。戦争においては「個」という概念は重要視されないということがよくわかる例だ。最近の風潮として、頭の足りないネットウヨがすぐに「平和」という概念を馬鹿にするということがあるが、戦争を起こす国の罪と恥の前には平和団体の馬鹿げた行動なんてかわいいもんだと思う。