ブックオフで中古CD漁り

話は変わりますが、最近もっぱらiTMSBleepばっかりで買い物していたオレですが、様々な事情でブックオフ熱がわきあがり、わざわざ電車賃往復400円弱を出してブックオフに行ってきましたよ。

しかしいつ見てもブックオフのCDの値付けの割切り方には圧倒される。もう完全に回転重視で「需要と供給のバランス」という資本主義の原則に基づいた値付けになっている。どんな名作でも、どんな有名アーティストでも、品がダブつくとガンガン値段が下がる。

それだけに、オレを含め、音楽ファンにはブックオフの中古CDのコーナーの物色にはいつも新鮮な驚きがある。「こんな名盤がこんな値段かよ!!」という驚き。残酷というか諸行無常というか。

今回買ったのは以下のタイトル。

  1. BoA / Listen To My Heart 1050円
  2. BoA / Love & Honesty 750円
  3. Tommy february6 1650円
  4. 電気グルーヴ / A 1050円
  5. Fantastic Plastic Machine / The Fantastic Plastic Machine 1850円
  6. Getz / Gilberto 750円
  7. Grooverider / Mysteries of Funk 750円
  8. Iron Maiden / The Number Of The Beast 750円
  9. Siouxie & The Banshees / Twice Upon A Time - The Singles 750円
  10. The Whispers / Song Book Vol. 1 - The Songs Of Babyface 350円
  11. Sofa Surfers / Transit 350円

しめて10,050円で、なぜか350円のが2枚で500円という200円引きで計算されていて9,850円、450円分のポイントを使ったので、最終的には11枚で9,450円となりました。

少々解説しますと、BoAは、m-floの「Love Bug」(iTMSで購入)でちょっと興味を持って。たまには「歌謡R&B」も追求してみたいと思いまして。トミーのはちょっと高いけど、好きだしまあしょうがないかと。電グルは初体験。一番安いアルバムをチョイス。FPMは高いけど、これも当分下がらないだろうからまあしょうがない。ソニーだから当分iTMSに来ないだろうし。Getz / Gilbertoの750円には驚き! こんな超有名アルバムが! しかも紙ジャケの立派な盤なのに。ゴールディーと同じぐらいの世代のドラムンベース大物DJ、グルーヴライダーのアルバムはちょっと古いので750円でもしょうがないかと思うけど、2枚組なんだよね。それで750円とはお得。アイアン・メイデンはリアルタイムで聴いて好きだった思い出のアルバム。スージー&ザ・バンシーズのはシングル集。特にファンでもないけどシングル集を750円だったら良いやね。ウィスパーズは何気にオレが好きなソウルグループ。350円という値付けは心情的にはかわいそうだけどオレ的にはうれしい。ソファ・サーファーズはオーストリアのエレクトロニカ3人組。あまり良くは知らなかったんだけど、これも350円ということで速攻で購入決定。

ざっと聴いた感じでは、どれも良いアルバムではずれなし。11枚買ってはずれなしってのは珍しいなあ。必ず何枚かははずれがあるもんだけど。

しかし、1万近くCDに金を使ったわけだけど、レコード会社には一銭も入らないんだよね。iTMSに安く卸して買ってもらった方がレコード会社にとっても良いんじゃないの? シビアな中古市場の価格から目をそらし、新品CDの値段をにらんでiTMSの値段を決めているレーベルも多そうだけど、そんなんでいいわけ? 500円とか1000円で叩き売りされてている中古CDに流れている客を少しでも取り戻すにはiTMSの存在ってポテンシャルがあると思うんだけどなあ。「新譜CDの脅威になるから」っていう観点だけでiTMSを敵視するのは間違ってる気がするよ。

と散々中古CDを買ったあとに思うオレでした。