カローラを買わない理由

渡米にあたり、車(青空プント)は車検のタイミングで売ってしまいましたので現在車はありません。今回の夏の長旅はそういうわけで、レンタカーです。2週間で10万弱。高っ。コンパクトカーにしようかとも考えましたが、長距離ドライブを考えると1000ccレベルの車だと疲れがたまるので、1500ccのベーシックカーにしました。予想通り、割り当てられた車はカローラ。

ここ10年ほどはずっとボロ欧州車(ゴルフ〜プント)に乗っていたので、今回は「最新」かつ「究極の最大公約数」の車に乗れるということでちょっと楽しみにしていました。

前のプントは1300ccという控えめの排気量なのに電動幌車だったのでエンジンに対して車体が重く、高速で追い越し車線に入るにはアクセルをベタ踏みしないといけない感じでした。今回のカローラはそんなこともなく、プント感覚より気持ち控えめにアクセルを踏んでいてもガンガンスピードが上がり、高速走行の安定感もあるので、普通に運転しているつもりでも知らず知らずのうちにメーターが上がってしまい、あせってしまうほどでした。

で、こうやってカローラ乗っていて、カローラ以外の車を選ぶ理由ってなんだろうとちょっと考えてしまいました。だって別にアウトバーンがあるわけじゃないのでこれ以上スピードが出てもしょうがないし、これ以上大きくても町中の取り回しがやりずらいし、とりたてて大きな欠点ないし、経済的だし、別に他の日本車と比べてルックスがすごくカッコ悪いわけじゃないし…カローラでいいじゃん、みたいな。

それでもオレは次も欧州車ねらいなんですよ。中古だけど。

カローラを買わない理由は、無駄を求めたいという気持ち、もっといえば「オレは無駄を受け止められる余裕があるぜ」という虚栄心につきるのかもしれません。まあ中古車ねらいで余裕もクソもないのですが。とりあえず、カローラ乗っていると、快適ではあるけれども、背景に埋没してしまいそうになる感覚に取り付かれるんです。てゆうか、高速を何百キロも走っていて思ったんですが、白カローラ多すぎ。最終日は高速を800kmぐらい走りましたが、カローラとヴィッツが夏の蝉の死骸ぐらい多くて吐きそうになったぐらい。

ちなみに今回もっとも感動したのはナビです。ナビ初体験。ナビすげー。政府に目をつけられた人物が衛星からレーザービームで抹殺される時代ももうすぐそこだな、と思いました。おわり。