インビクタス/負けざる者たち (2009) ★★★

監督:クリント・イーストウッド、主演:モーガン・フリーマンマット・デイモン

ネルソン・マンデラが南ア史上初の全人種参加選挙により大統領に選任されてから、人種融和政策を力強く押し進める様子を、弱小ラグビーチームの再生を通じて描いた作品。モーガン・フリーマンイーストウッドに監督を要請して作られた。

はっきりいって、ほぼ「きれいごと」のみで進む映画だが、オレはこういう「人種融和」についての「きれいごと」ならばいくらでも許すことができる。その意味でこの映画が制作された意義は大変高いと思う。間違いのないイーストウッドの手堅い演出、フリーマンやマット・デイモンの確かな演技。とても良く出来た、お勧めできる映画で、観て良かったと思わせてくれる。政治的なテーマの割に、軽い雰囲気で、重苦しさとも無縁。観ている間中、飽きずに楽しめた。

…でも二度観たいかと言われると別に観たくない。