以前にも何回か述べていますが,バニ朗のホイールは,もともとは鉄チンで,素敵な自己流ガンメタ塗装を施してあるんですが,これは冬用で,夏用にはMAKムジェロIIという社外ホイールを装着しております。しかしこのムジェロIIのプレーンなシルバー色と丸いシェイプに不満を感じ,シャープさを出すために去年の秋に,部分塗装を敢行。ところが,曲線を含む部分塗装は予想以上に難易度が高く,遠目にはいいんですが,近くで見ると粗がありすぎ!
その後,曲線部の塗装しなおしを何度か試みたんですが,あまり効果が上げられず,実は最近,新しいホイールに変えてしまおうと思っていました。その候補がMSW 22というシロモノ。
カッコ良くて安くて,パンダにも付けられるとフジ・コーポレーションのサイトにあったので,さっそくフジに行ったのですが…フジの人がOZ(MSWはOZのサブブランドなので)に問い合わせたところ,パンダへの適合は微妙とのこと。
えーーーー。
インセットがパンダ純正35のところ,MSW22は38で,内側に3mmほどせりだしてしまうとのこと。ホイール自体は大丈夫だけれどもタイヤを組むとタイヤハウスに干渉する可能性あり。Fiat 500には適用実績はあるようだけれども,500よりもニューパンダの方がタイヤハウスの余裕がないらしい…。
確かに,うちのバニ朗の取り説には,純正ホイール/タイヤでも「スノーチェーン不可」とある。ちょっと冒険できないよなあ…。
ということで,新しいホイールはあきらめて,今のムジェロIIを再塗装することにしました。再塗装というか,全塗装というか。今まで,部分的に黒に塗装していたのを,全部黒にしてしまおうと。
ショップに並んでいるホイールを観察すると,ブラックのホイールは大多数がマットプラック。なるほど,黒ホイールの主流はつや消しか。ということでホルツのつや消し黒のスプレーを2本買ってきました。
スプレー買ってくると,シゴトがたまっていても塗装したくなるのがぼくの悪い癖。さっそく塗りました。
テーマは「時間や手間をかけずにテキトーに!」「剥がれたらペンで塗ってごまかせ!」です。
↓タイヤをはずして,ホイールのセンターキャップを取る。このセンターキャップは輪っかがつっかえ棒の働きをしていたので,ドライバーなどでつっかえ棒の輪っかを爪から押し込んで,その後,裏からドライバーなどで押したら取れます。いや,わざわざ輪っかに細工しなくても,裏から強い力を加えれば取れると思います。表からドライバーをねじ込んで取るのは難しいと思います。
↓次にシリコーンリムーバーで脱脂。
その後,速攻でスプレー噴射…と思ったのですが,つるっつるのホイール表面を観ているとやっぱり「塗装乗るかなあ…」と不安になり,思わずたわしで簡単に足付け(表面に傷をつけることによって塗装が乗りやすくなる)↓
しかし,たわしで付けた傷は荒いので,塗装しても傷が残るかも…と心配になり,耐水ペーパー600でさらに足付け↓
「お手軽に時間をかけずに」という今回のモットーを守るためにあくまで適当に足付け。
足付けしたら当然塗装クズが出るので,再び脱脂。(てか,それが本来の順番…)
↓ちょうテキトーにマスキングしたあと,ホルツのつや消しブラックを吹き付けます。
この日は15時ごろ作業を始めたのですが,テキトーかつ手早い塗装作業をめざしたものの,作業は17時を超え,季節柄,ぐんぐん暗くなり,17時半にはほんと見えなくなりました(ガレージには照明ありません)。
そこでスーパー同居人ちゃんを召還して(=懇願して来てもらって),iPhoneアプリの懐中電灯を用いて照明係をやってもらって,19時になんとか4本塗り完成。
その日は暗くて仕上がりが分からなかったので翌日,日が照っているところでその全貌をカメラにおさめてきたyo。
てか,洗車してないからタイヤのほうが茶色いな,むしろ。
黒ってこうしてみると地味ね。でもまあ,ちょっと変わった感じで,そこそこ気に入っています。暗がりで吹き付けたわりにムラもないし,部分塗装のときと違い,アラはあまりないので精神衛生上良い(笑。
でも,ボルト締めるときにレンチを穴に不用意につっこむと速攻で剥げる。すでに経験済み。でも想定の範囲内。きっと飛び石でも禿げるんじゃないかな。そんなこともあろうかと,ホイールペイントスプレーをトランクに入れております。剥げを発見したら塗りゃいいのよ。今日もさっそくボルト穴の剥げをスプレーしたよ。
以上!