清水の舞台から飛び降りる覚悟で Kalita コーヒーグラインダー Next Gを買った

ぼくは決してコーヒー・マニアではないのですが,コーヒーは毎朝,ハンドドリップで淹れて飲みます。さらにそれをタンブラーに入れて仕事場まで持っていきます。

コーヒーは豆を挽くときもあるし,粉のときもあります。絶対豆ということだわりはありません。また,豆もほとんどスーパーで買います。100g 1000円なんて高い豆は買いません。

*ちなみにお気に入りの豆は,葉山珈琲の「パパブレンド」(ダーク)と「ママブレンド」(ライト)です。200g 900円くらいでとても飲みやすい。スタバも店ではあまり好きじゃ無いですけど自分で入れるとおいしい。安豆では400g 500円程度のUCC ゴールドスペシャルブレンドがいいですね。

実はコーヒーが苦手だった

実はぼくは以前はけっこうコーヒー苦手だったんです。よく気持ち悪くなりました。缶コーヒーは飲みません。通ぶっているわけではなく,飲むと胸焼けがするんです。昔から。インスタントも飲みません。胸焼けする。できてから時間が立って保温機の上で煮しめたようになったコーヒーも気持ち悪くなります。ちなみにスタバのコーヒーも店で飲むと胸焼けしますね(笑)。

そんなぼくがコーヒーがおいしいと思うようになったのは,大学生のときにオーストラリアの知り合いのところに1ヶ月ほど語学留学したときです。なぜかわかりませんが,オーストラリアで飲むコーヒーは大変おいしく,胸焼けもせず,「コーヒーってこんなおいしいんだ!」と開眼したのでした。

コーヒーメーカーからハンドドリッパーへ

その後,コーヒーメーカー買って自分でコーヒー入れて飲むようになりましたが,でもコーヒーメーカーで入れるコーヒーはやっぱり今いちでした。コーヒーメーカーだと,ドリップ抽出も雑だし,何より,使い込んでいくとちょっと臭うんですよね、ドリッパー部分プラスチックだから。水を入れるタンクも内部を洗えないですしね。

ということで,ほんと,決して通をきどっているわけではなく,「コーヒー苦手だから」こそ,コーヒーにまつわるさまざまな雑味を取り除く方向へ向かった結果として,ハンドドリップに行き着いたわけです。

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ハンド・ドリッパーは,基本的に陶器か金属が普通ですので,へんな匂いも染みつきませんし,抽出も自分の目で確かめながら調節できます。丁寧に淹れればコーヒーって雑味がなくなるんですよ。また,新鮮な豆を使えば,経験した人ならわかると思いますが,丁寧にドリップすると粉がクリームのように膨らんで行って,見た目にも面白いんです。

以前,同僚に「朝の忙しいときにハンドドリップするの面倒じゃない?」と言われたことがあるんですが,ドリップする時間ってたかが10分なんですよ。その時間、心を無にできる。ちょっとしたメディテーションなんです。

コーヒーミルで豆を挽く

で、さほどこだわりがないものの、雑味のないコーヒーを淹れようとすると当然新鮮な粉が良い。コーヒーの粉は空気に触れると酸化するので、古くなった粉は酸っぱくなってしまう。

そう考えると、当然ですが、粉を買うより、豆を買って都度挽いた方が酸化を防げて良いわけです。

でも、豆挽くのってちょっと面倒なんですよね。まず手動で挽くのは死ぬほど面倒。なら電動と言うことになります。でも2〜3000円の普通のミルって、プロペラが回って豆を砕くのですが、均一には挽けない。挽いた結果は粒揃いにはならない。そして何より、電源コードが付いたミルから、挽いた粉をドリッパーに移すのがやりにくい。

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せめてコードがマグネット式で取り外せたら良いんだけど、知る限りそういう製品ないんですよねー。だからいつもコードぶら下げたままミルを傾けて粉を移さないといけない。あー鬱陶しい!

それを解決するために今年初めに、ラッセルホブスのミルを買ったんですね。

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こいつは、ミルのモーターがある本体と、プロペラが付いている豆を入れるカップが分離させることができて、挽いた粉をドリッパーに移すのがすごくやりやすいんです。

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ところが!!

なんと使用たった数ヶ月で、本体のモーターとカップのプロペラの噛み合わせが摩耗して、モーターが空転するようになりますた。モーターだけが唸りを上げて回って、プロペラは回らず。よって豆が挽けない。

モーターとプロペラの噛み合わせがプラスチックなので摩耗して噛まなくなったんですが、弱すぎね?

そこで清水の舞台から飛び降りる

では次期のコーヒーミルをどうするか、色々物色しました。

調べてみると、プロペラ式のミルはどれも機能も値段も似たり寄ったり(2〜3000円)。プロペラ・ミルにしてはちょっと高いラッセル・ホブスも数ヶ月でダメになったし,そもそもラッセル・ホブスのミルも,カップがはずれるというメリットを除けば,豆の挽き具合に特に優れているわけでもない。

しかし,その上の「コニカル式」になると,一気に2万円超えになってしまう。2万というのは中国メーカーの廉価製品で日本のメーカーになると3万,4万,5万,6万……。しかもなんかデカそう。

ひじょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜に悩みましたが,ここ10年,いろんなジャンルで,「アマゾンのよくわからない無名の中華製廉価製品買って,1年以内に壊れる」という経験を何回もしているので,ここは定評あるメーカーのちゃんとした製品をちゃんとした値段で買うほうが良いだろうということで。

清水の舞台から飛び降りるつもりで買いました。Kalitaの定評あるコーヒー・グラインダー,Next G。しかもうちのキッチンが白系なのであえて限定色の白。

↓となりのトースターは無印の安物。このトースターに合わせて白にした
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思ったほどデカくない。

最近の自分の買い物では,スパルコのホイールに次ぐ高い買い物でした(もちろんあれほどではないですけど)。高い買い物なので,これを10年以上使い倒したいと思います。

そして,実際使ってコーヒーを淹れてみると……

えっ? えっ?? こんなに違うの??!!

おどろきのうまさ。自分の舌では。雑味がなく,透き通った味わい。こんなに変わるもの??

いやー,いままでプロペラ式のミルで豆挽いていた自分が馬鹿みたいでした。確かに高い買い物ですが,毎朝コーヒー飲む自分としては大満足です。ここ10年の買い物でも非常に感動が大きいブツでした。

挽いている間スイッチを押し続けなければならないプロペラ式ミルと違い,こいつは豆入れてスイッチ押せば,多少の時間はかかるものの勝手に豆挽いてくれるので,その間に別の行動(卵焼いたりとか)もできるということで,時間の節約もなるし,今後,「豆挽くのめんどくさいから粉でいいや」ということも激減しそうです。

感動したので長々と書いちゃいました。

いじょ。