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第2回奈良マラソン走ってきました

daily life run

先月の神戸マラソン以来,2回目のフルマラソンを奈良で走ってきましたが,驚いたことにサブフォー達成できました。前回より30分縮めて,ネットタイムで3h50m11sで走ることができました。いやーびっくりしました,人ごとのように。

ぼくはこれまで,20km,30km超えてペースが落ちて行くのを前提にして,「元気なうちになるべくタイムをかせいで,後半でその貯金を使う」というスタイルでした。いっぽう速い人のラップを(Runkeeperなどで)観察すると,全体にわたってペースが落ちないのが特徴のようです(人によっては後半でペースを上げるという恐ろしい技を使っているようです)が,ぼくにはとても,20km以上,30km以上をイーブンなペースで走ることはできない,だから前半でタイムを稼ぐスタイルにするしかないんだ,と思ってました。

だから今回も,特にこれといった作戦もなく,ただ,前回と同じく「30kmまでなんとかちゃんと走って,30km以降グダグダでもいい」ということだけ考えてました。で,実際どうだったのか。

長くなって申し訳ありませんが,自分のための記録として,起床から話を始めたいと思います。

起床


朝は5時起き。前回卵かけ納豆ごはんを朝食にして,走っているときに戻ってきそうだったので(上品な話じゃなくてすみません)今回はやめて前日の残りの煮込みうどん卵とじ,それから菓子パン一個。それからアミノバイタル・プロ顆粒(BCAA 3600mg)。この顆粒は前日夜にも摂取しました。あと,お通じをねらってコーヒーに牛乳入れて飲んだのですがトイレは不発orz。やはりあわただしく緊張感のある朝にお通じは難しいわ。

現地入り


車を飛ばして,朝の7時半ごろ,現地会場から2.5kmのところにある知り合いのお店の駐車場に,事前に許可を得て駐車。近くのコンビニで買い物とひきかえにトイレを2回も借りました。うち一回は多少のお通じも。下の話で申し訳ありませんが,重要なんで…。

その後,つきそいのスー居人ちゃんとともに歩いて会場入り。はっきりいって寒い! しかし今年は,秘密結社ナラナラ団(その実ただの欧州車好きのテキトーすぎる団体…ともいえない団体)の一員として以下のようなカッコで出ることにしていたので,寒いぐらいのほうがよかった。頭にかぶっているのはニットだから。

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ちなみにこのカッコで走ったら,色んな知り合いに見つけてもらえるわ,子どもに指さされて「あれなにー?!」と言われるわ(少なくとも3回は言われた)で,良いことずくめでした。スタート地点での整列のときにもさっそく「ナラナラ団って何ですか?」と声かけられました。でも「何ですか?」と言われても「…さあ,なんなんでしょうね?」としか答えようがない(笑)。

さて,前回の神戸マラソンでは20kmぐらいでトイレに行ってしまった反省から,とにかく念入りにトイレいっておこうと,コンビニでの2回のトイレの他,現地会場でも,2回トイレ行きました。しかも最後の1回はスタートの20分まえというかなりギリの時間に。これで大丈夫!…なはずだったのですが。

ちなみに,スタート前に大福2個とアミノバイタルゼリーで栄養補給。給食は摂らないことにしているので,事前の栄養補給は念入りに。

あと,今回も,ぼくをマラソンに引き込んだ同僚Aも走りました。…というより同僚Aにそそのかされて奈良マラソンにエントリしたんですから。

スタート〜10km (55m04s)

そんなこんなで号砲(花火?)。歓声があがるなか,Fブロックのぼくはのらりくらりと出発。スタート地点までは6分かかりました。

最初のうちは遅くも速くもなく,普通のペース。応援は神戸マラソンよりずっと大人しいので,神戸のときのような高揚感もなく,淡々とした出だし。

しかし困ったことに,あんだけトイレ行ったのにまた尿意が…なんで?! 寒さのせいかなあ。ふだんのランニングでは2, 30kmトイレ行かなくても平気なのに,なんでレースになると行きたくなるんだろう。緊張感かなあ。

ともあれ,「尿意はきっと気のせい,無視無視」と言い聞かせていたんですが,7km地点ぐらいで目に入った仮設トイレに人が並んでなかったので,並ばずに行けるならロスタイムはあまりないだろうということで,急きょ用足し。まあたぶん給水2回ぐらいのタイムロスで済んだでしょう。

ということで,ちょっとだけロスがありましたが,10kmのタイムは55m04s。神戸より1m26s速かった。大して速くなっていないようですが塵も積もればなんとやら,今後も10kmごとに1m30s縮められたら,40kmでは6m縮められる計算になるのでまったく馬鹿にできません。ちなみに,気温も低いことだし,最初の10km区間の給水所はすべてスルーしました。

10〜20km (53m04s)


さて速すぎず遅すぎずのペースで最初の10kmを走ったあと,多少ペース落ちるかな…と思っていた10km代が意外にペース落とさないで走れることに気付きました。4時間のペースランナーを抜かしたのもこのへんだったかな。自分に気合いを入れるためにも,ペースランナーを抜かした瞬間に「よし,4時間切った!」と叫び,失笑を買いました。こうやって軽口を叩くとちょっとは元気になります。アホな仮装をしているし,今回はなるべく軽口叩きながら走ろうと思いました。

この区間になると,団子から抜けて比較的同じペースのランナーと走れるし,単純に「走ってて楽しい!」と思えました。16-19kmには60mもの登りが延々続くキツい難所もありましたが,そこも「挑戦」を楽しむ感じで走れました。

この区間のラップは53m04s。0〜10kmより2分縮まっていますが,スタート直後は混み合ってスピード出ないし,あとトイレのロスもあったから実質的には縮まったというより同じペースを維持,って感じでしょうかね。

20〜30km (53m40s)

次に,20〜30kmです。20kmまでは練習でも何回も走ってますが,20km超えとなると練習でもあまり走っておらず,とりあえずペースが落ちるのを覚悟していました。しかしここでも意外にペースが維持できるのがわかってびっくり。

そして,折り返し後,これまた驚いたのですが,自分より前のブロックでスタートしたはずの同僚Aとすれちがったのです。折り返し後にすれ違ったということは,ぼくの方が先を走っているということです。気付かない間にいつのまに抜かした?! 同僚Aもぼくも驚いて,思わず指差し合いました。まあたぶん給水所で抜かしたんでしょうね。最終的には同僚Aには抜かし返されるのですが,それはともかく,これは励みになりました。今日は行ける,と。

また,この区間では,みんカラでコメントいただいた「がっさん」さんとすれ違い,握手までして,元気づけられました。スピードランナーの方とは違って,ぼくレベルの素人マラソンランナーは,こういうちょっとしたことで元気が出て,タイムが上がるんですよね。しかし,それまでお会いしたこともない「がっさん」さんに見つけていただけたのもこのコスチュームのおかげであります。

さて,この区間最後の3キロは,また高低差60mを延々登るという試練が待ち受けていました。Runkeeperで見返すと,この登りもなんとかキロ5m40s代で最後まで登っていて,我ながら成長したと思います(馬鹿)。で,この区間全体のラップは53m40s。当社比奇跡的なペースです。とはいえ,さすがにこの最後の坂でかなり体力消耗しました。

30〜40km (56m26s)

いよいよ30km通過。30km超えた経験は,神戸マラソンの1回だけです。

ただ,この時点でネットタイムは,神戸マラソン時より13分速い,2h42m。このタイムだと,キロ6分のペースで走ったとして10kmで3h42m,プラス2.195kmで13分ぐらいとすれば全部で3h55mぐらい,そこそこの余裕もってサブフォー行けることになります。このときはすでに「キロ6分と言わず,キロ5分半で走れるんちゃうか?」と調子こいていましたから夢のサブフォーはもうゲットしたも同然,と気の早いことを思って,自然とテンションも高まる!!

…と思ったのも最初だけで,30キロ代後半になるとさすがに辛くなってきました。

前回の神戸マラソンのときは,最終的な記録が4h20mぐらいでしたが,そのときは回りも同じぐらいの記録のランナーなわけで,この層は30km超えるとけっこう遅いというか,ペースがあからさまに落ちるランナーが多い。しかし,今回はサブフォー・ペース。さすがにサブフォーのランナーたちに混じって走る30km代は違う。ペースが20km代のときとあまり変わらないんですね。

30km前半まではそのペースについて行っていましたが,後半になると辛い。当時はターゲットのペースランナーとして,「SHUN」君(若そう。背中に「SHUN」と書いてある)と「kinda」さん(年齢は近いぼくに近い? 背中にkindaと書いてある)と勝手に名付けた二人のランナーに照準を合わせて追いかけていたんですが,30km後半になるとその二人にも完全に置いていかれてorz

気持ち的には,もう負け犬というか,「私ごときがサブフォー・ランナーの皆さんに混じって走らせていただいて,分不相応ながら楽しかったです,でももうおしまいです,ごめんなさい,さようなら」と心で謝罪しつつ,じわじわ後退していきました。

しかし,かなりヘタってきた38km手前の給水所で,若い女子ボランティアばかりの給水テーブルに行って水のコップをもらいにいったところ,全身黒づくめで鹿角を生やし黄色いノボリを頭に立てている黒ぶち眼鏡の中年男子の姿に,そのテーブルの女子ボランティアが一斉に「きゃーっ!」と歓声を上げたんですね。あとでこの話を友人にすると,決まって「それは歓声じゃなくて…」と,気の毒な人を見るような眼差しをぼくに向けて口を濁すのですが,少なくともぼくは歓声だと受け取り,がぜん元気が出たわけです。

まあ,がぜん元気が出た…といっても,そろそろ限界だったので,スピードは上がりませんでしたが,なんとかキロ6分未満を死守する程度には頑張りました。

40km〜42.195km (11m57s)

さて,マラソンの本当の苦しみは40kmから。2.195kmという距離が本当に長い。しかも,今回のコースは最後の1kmが緩いながらも延々登りで,これは何の責め苦かと思いました。

とはいえ,この区間は奈良公園の範囲内なので,応援の人も俄然増えるし,コースに入ってきょとんとした顔でランナーを眺める鹿もいるし,その意味では元気づけられました。で,ラン途中ですが,鹿の頭をなでたりしました(笑。

さらに,この区間では,学会で奈良に来ていた友人の同僚が,通りすがりでたまたまぼくを見つけて声をかけてくれて,これも嬉しかったですね。ここでも黒尽くめ鹿コスチュームにした良かったとつくづく思いました。とはいえ,あとからその同僚が言うには「【な】さん,あのときもう見るからにへろへろやったから,きっとタイムも遅いんやろなと思ってました」ということですから,ぼくの顔には死相が出ていたんでしょう。

死相出しつつ最後の坂をくじけそうになりながら走っていると,苦しいのは同じようで,なんとSHUN君とkindaさん両方をとらえて,抜きさることに成功。「オレは駄目ランナーじゃないんだ!」と少し感激。(kindaさんにはその後抜きかえされて引き離されてしまいますが。)

ラストでは,応援するスー居人ちゃんを発見,ハイタッチ。そして競技場のトラックに入ってからは,前回の「感動涙スパート」でスパートし,ゴールしました。前回ほどではないけれども,やっぱり感動! 「感動」という言葉が大嫌いなぼくでも「感動」としか言えない感覚です。

ウォーリーを探せ!(笑
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その後はストレッチをしたあと,徒歩で3kmほど歩いてみんカラの友人たちのいるカフェRに移動し,完走記念に良206さんに春鹿をいただき(感激です!),食事を取って,帰宅しました。

総括

前回の初マラソンに比べての今回の特徴は,ペースが落ちなかったというところにあるんじゃないかと思います。

前回と今回のタイムを比べると,30km地点では,

  前回 2h54m58s vs. 今回 2h41m48s

と,約13分の差がありますが,40km地点では,

  前回 4h06m52s vs. 今回 3h38m14s

と,一気に差が28分に広がっています。つまり,0〜30km区間で開いた差が13分なのに対し,30〜40kmのたった10km区間でさらに15分の差が開いたということです。前回いかに30km超えてペースがガタ落ちだったか,分かろうというものです。

対して今回は,0〜10km→55m04s,10〜20km→53m04s,20〜30km→53m40sと来て,30〜40kmは多少落ちたものの,56m26sでなんとか抑えることに成功しました(結果的に)。前回はこの区間は71m54sかかりましたからね〜。

では,なぜ今回は前回ほどのペースダウンがなかったのか,なぜ3週間でタイムを30分縮められたのか。…良く分かりません。最初に書いた通り,今回も特別な作戦は立てていなくて,前回と同じく,「30kmまでペース落とさないように努力するだけしよう,30km超えたらグダグダになってもいいから」と思っていました。それでも,今回は前回よりなんとなく走れた(当社比)というわけです。

とりあえず脚力がついたということなんでしょう。神戸マラソンと奈良マラソンの間は忙しくてあまり走れなくて,10km走を5回やったくらいで,20kmさえ一度も走れなかったんですが,神戸マラソン自体が長距離トレーニングがわりになったんでしょうね。

あと,あんまり関係ないかもしれませんが,スピード練習として,それまで1分のインターバルランを5km(5分ウォーミングアップ後,「1分全力〜1分ゆっくり」を繰り返す)をたまにやっていたのを,初めて2分のインターバルラン10kmをやってみました。(参考:小出道場 スピード練習

しかしそれよりも効果があったかも?!と思うのは,腹筋と腕立てです。ウェブで,中年太りの記者がマラソンに挑戦するという企画で,高橋尚子選手が記者の腹を見て「とりあえず腹筋やってください」とアドバイスする話がありました。また,小出道場でも「強くなりたい時期は補強運動(腹筋・背筋・腕立て)をやったほうがいい」と書かれています。

ということで,付け焼き刃ですが,奈良マラソンの2週間前から腹筋・背筋・腕立てを始めました。当然あまり回数できないので,最初は腹筋10x3,背筋30x3,腕立て30ぐらいからスタートして,奈良マラソン前日まで毎日少しずつふやして腹筋20x3,背筋40x3,腕立て40ぐらいまで持っていきました。こんな腑抜けた回数でも,奈良マラソン当日には腹さわって腹筋が付いたことが実感できました。

腹筋始めるまえも,ランを始めて以来,少しずつ腹筋が付いてきたのは実感としてあって,確かに腹の筋肉で脚をひっぱり上げるというフィーリングはありました。だから腹筋やればきっと効果があるだろうと思っていたのですが,もし今回の結果が腹筋と腕立てのおかげだとしたらすごい効果ですね。

思えば,神戸マラソンのときは,30km超えてしんどい思いをしたものの,息はあまり切れませんでした。もう脚が動かなくて,息切れするような運動量がすでにムリだったのです。今回は最後の方まで,わりとぜいぜいと息切れしました。脚が動いたんですね。厳しい上り坂も,筋肉で脚を回すという感覚で走れました(←坂道をキロ5m40程度のタイムで「筋肉で脚を回す」なんてちゃんちゃらおかしいですが,あくまで当社比ということで…)。

素人考えだから間違いかもしれませんが,しばらく腕立て・腹筋・背筋続けたいと思います。でも辛いんだよなあ,特に腹筋。

摂食記録

前日にアミノバイタル顆粒(アミノ酸3600mg)を一包。

朝食:前日のなべやきうどんの残り,卵とじ。菓子パン。アミノバイタル・ゼリー(アミノ酸3000mg)一本,アミノバイタル顆粒一包。

スタート前:大福2個,アミノバイタル・ゼリー一本。

レース中:20km,25km地点でアミノバイタル・ゼリー各一本,30km,35km,40kmでパワージェル各一本。その他,パワーバー・ジェルブラスト(グミ)5, 6個。

今回は飴は食べませんでした。飴は口からなかなかなくならなくて,呼吸が苦しくなるので…。

なお,前回同様,給食はオールスルー。給水は10キロまではスルー,その後はすべて摂りました。

記録サマリー

Date Name Distance Record Net
2011.12 第2回奈良マラソン フル 3h56m04s 3h50m11s
2011.11 第1回神戸マラソン フル(初) 4h29m47s 4h20m46s
2011.10 和歌浦ベイマラソン ハーフ(初) 1h58m33s 1h57m23s(自己計測)
2011.4 芦屋国際ファンラン 10km(初) 52m30s 51m27s

次のフルマラソンはちょっと休憩して,2月の徳島・海部川風流マラソン。