中堅以下の大学における Mac 事情

柿柳さんが健気にMac布教を試みているのに関連してちょっと思っていたことを。

Macは美大のような特殊な場所の他では、いわゆる一流大学において比較的よく使われています。ところが、中堅以下では一部の例外を除いて非常に冷遇されている。うちの大学でも、ウェブを使ったサービスがことごとく Mac 非対応です。まあ、だましだまし使える場合がほとんどだけれども、基本的に対応環境にMacの名はなく、つまりMac に対するサポートはなしということですね。動作チェックも一切放棄。まあ、教員が言えば個別に対応してくれるんですが(Mac OS XUnix系になったのも大きい。シスアドはUnix使えるのが基本だから)、一々「こことここが動作しないんですが‥」と報告しにいくのもめんどくさいし、「だから素直にWindows使えよ、ヴォケ!」と職員の方に思われてそうで(実際思われてるんだろうけど)、いやですね〜。まあ、中堅以下の大学にはコンピュータ環境の多様性を提供するという精神的余裕も金銭的余裕もないからしょうがないんですが‥。

しかしですね、特にウェブというクロスプラットフォームな場におけるサービスを提供するんなら、WindowsのIEの特定バージョンに依存したスクリプトを組むのはどうかという気持ちもあるわけで。プロならクロスプラットフォームという視点を持てや! と。せめて動作チェックしてほしい。実際、多くの商用サイトはMacでも問題ないのに、大学のサービスのような零細なものだと、そのあたりが実に軽んじられているわけです。まあ、Macユーザの我儘といわれればその通りなんですけど。しかし、学生にはMacユーザだっているかもしれない。実際、生協にはMacが堂々と販売されている。それなのに、大学側が「Macはサポートしませんよ」と(やんわりとではあるけれども)言うのは少々無責任なのではないか。学生がこのような形で差別されて良いのか! とまあ、こういう考え方もできると思うわけですが。どうでしょうかねえ。

まあ、もっとも、生協にMacが置いてあるのはほとんど教員のためなんだろうけど。Mac使っている学生、うちでは見ないもんなー。てゆうかそもそも皆コンピュータに興味ないしね。しかし、Macユーザの学生がはたしてうちの大学に存在するのか、ちょっと興味あります。いたらいっちょサークルぶちたてて、もうちょっとMacユーザの声を大学に届けてみたいという野望もちょっとですが持っている今日この頃です。

それはそれとして皆さん Mac 買ってください。