iPhone 4 ケース放浪記 (2)

前回のエントリ「iPhone 4 ケース放浪記 (1)」の続きdeath。

Juice Pack Airで痛い目にあったのに、懲りずに別のバッテリーケースに挑戦。どうせなら変わったの、と思い、以下のepyraというメーカー?の商品を買ってみました。

日本では販売代理店のない商品で、どうやら韓国製のよう。ウェブ上にレポートも上がってないし、これを買うのはバクチだな、と思いつつ買ってしまいました。色が選べるということと、ちょっと他のバッテリーケースとは違うデザインというのに惹かれたのであります。

さて、実際に買ってみて装着した写真が以下の通りです。ご覧の通り、ブルーを買いました。

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大体事前の予想通りの外見でした。上半分が露出しているというデザインが他にはない個性ですが、手放しでカッコいいかというと、微妙ですかね。カッコ悪くはないと思いますが、どこか、フツーの携帯っぽい雰囲気というか、ソニー商品っぽい雰囲気というか、日本製っぽいというか、何となくラインにデザインの必然性からくる美しさ、みたいなものに欠けている気がします。

ただ、安っぽくはないので、その点は満足です。

上部の爪が写真では頼りない感じで不安でしたが、現物は意外にしっかりしていて、はずれて本体が飛んで行ってしまうこともなさそうです。

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カメラの開口部も問題ないです。

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しかし! この商品の不満は、その給電性能です。

1500mAhなので、バッテリーケースとしては標準的な容量だと思うのですが、本体のバッテリーが減ったのでいざ充電!と思ってスイッチオンしても、電池目盛りが視認で5分の1程度の充電で力尽きてしまうことが何回かありました。

ためしにどれぐらいの充電能力があるのか、iPhoneの20%警告が出てからフル充電に至るかを実験してみました。

ちなみにこちらのブログによれば、給電時の電圧変換のロスにより、充電池はその数値の6割程度の能力しか発揮できないのが普通だそうです。ということは、こいつは1500mAhだから、900mAh程度の能力発揮だということです。iPhoneの電池は1420mAhだそうですから、70%回復出来れば万々歳ということになります。ですから、20%からスタートすれば、ギリギリでフル充電できないことになります。

では実際にやってみましょう。

残り20%の警告が出て来たところで給電開始! 給電on/offボタンを押すと、以下のようにグリーンのランプが点灯します。ちなみに給電中はずっと点灯したままですが、これ自体電気喰ってんじゃないの?と思ってしまいます。

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1時間後…給電ランプがオレンジ色(というか、緑と赤の混合ランプ)に変わりました。バッテリーケースの電池残量が減っているという合図です。電池インジケーターは半分を超えたところ。20%スタートなので、1時間で30%ちょっと充電という感じでしょうか。

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さらに1時間後…給電ランプが赤に変わりました。95%ぐらいは充電できているようです。1時間前比ではやはり30%ちょっとの充電ですね。

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おっと、赤に変わってからすぐにバッテリーケースが力つきました。給電ランプが消灯してしまいました。

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赤になってからバッテリーが力つきるまでわずか9分です。

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最終的な充電量はこんな感じ。これで見た感じ90%弱? ただ、上の赤ボタンのときのインジケーターで見ると90%以上行っているので、たぶん90%は超えているんでしょう。

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ということで、前述のウェブサイトの「実力発揮は6割程度」の記述通り、1500mAhのバッテリーケースでは、iPhone 4の1420mAhの70%程度の充電能力にとどまりました。

うーん、でも70%じゃなんとも不満が残ります。

しかも、このバッテリーケース自体への充電は、ゼロからフル充電までおそらく5, 6時間かかります。以前、給電始めてすぐに力つきたのも、たぶん、バッテリーケースへの充電が不十分だったのでしょう。というのも、こまめに充電していたつもりではあるんですが、本体にバッテリーケースをつけたまま充電した場合、本体の電池減っていると、まず本体への充電が優先されて、バッテリーケースへの充電はその後になるので、おそらく、結果的にバッテリーケースへの充電がおろそかになっていたのだと思います。

だから、一番確実なのは、バッテリーケースと本体の充電を別々にすることですが、それじゃバッテリケースの手軽さが半減するよなあ。

それだったらいっそ、MiLiの大容量3000mAhのケースを買って、ふだんは使わないで、緊急のときだけ装着して使うほうがいいような…。3000mAhなら、6割の給電能力だったとしても1800mAhですから、iPhone 4のゼロからのフル充電をしてあまりあります。頼りがいがあります。

でもそうなると、以下の根本的な疑問にぶちあたります。

そもそもバッテリーケースって必要なのか?!

そう、実は、あんまり必要ないかも…というのが、2つのバッテリーケースを使ってみて思った感想です。

続く…。