LaTeXをemacsで使っていて、スペルチェッカーにispellを使っていたのですが、Mountain Lionにしてから(Lionのときも?)ispellが動かないので、調べてみるとaspellというispellの改良版があるらしい。
ということで、母艦にはaspellをインストールし、.emacsファイルに
(setq ispell-program-name "aspell")
と記述すると、使えます。
ちなみに、インストール方法は、Homebrewという定番のMac用UNIXポート管理ツールを使うか、自分でaspellをダウンロードしてコンパイルするか。いずれもXcode (Developer Tools)をインストールしてあることが前提です。Mac OSはUNIXベースですが、コンパイルコマンドはXcode(無料)をインストールしないと使えません。
しかし、問題は、家で使っているMacBook Air。ハードディスクがフラッシュSSDなんでディスク容量が小さいのですよね。現在、空き容量がたったの17GB。Xcodeをインストールすると10GBも取る!! だから正直、Xcodeはインストールしたくない。てか、無理。
じゃあどうしたら良いのかと色々調べたのですが、結論から言えば、cocoAspellをインストールすれば、Aspellも付いてくるので、それでいけるということになりました。以下、手順をメモ。
- cocoAspellをインストール http://cocoaspell.leuski.net/
- システム環境設定に「Spelling」が加わっているので、そこで「English」Dictionaryを選択。ついでに「TeX/LaTeX」フィルターもチェック。
- ホームディレクトリに「.aspell.conf」ファイルを作成して、以下の二行を記述。(ちなみにlang en_USを記述しないと、No word lists can be found for the language "ja_JP"と叱られます)
lang en_US
dict-dir /Library/Application\ Support/cocoAspell/aspell6-en-6.0-0 - 上にも書いたとおり、「.emacs」に(setq ispell-program-name "aspell")の一行を追加
これで大丈夫なはず。
辞書をアップデートする場合は、
- ftp://ftp.gnu.org/gnu/aspell/dict/0index.html から辞書をダウンロード
- /Library/Application Support/cocoAspell にコピー
- 上記「.aspell.conf」に記述した辞書を新しいバージョンに書き直す
いじょ。
追記:あれ? 辞書アップデートがエラーでてうまくいかないなあ(?_?)
追記2:どうやら、辞書を/Library/Application Support/cocoAspell にコピーしたあと、環境設定のSpellingペインを開く必要があるみたい。めんどくさい設定だなー