家捜し11:ローン本契約(金銭消費貸借契約)

まず、9/2のローン契約(金銭消費貸借契約、略して金消契約)の記録。

土曜日だったので、口座の支店ではなく、ローン窓口のある支店で。100%ローン。←ここが情けない。でも元々買う気なかったんで、資金を貯めてなかったのよねー。

返済計画は、ここでバラすのはちょっとはずかしいけれども、バラした方がおもしろいだろうからバラすと、まず、返済期間は20年にしますた。35年かけると利子が膨大になるんで(たとえば2500万借りて35年固定で返済すると利子総額は1500万前後に! ひえー!!)、10年ぐらいで返したい(すると、利率にもよるけど、2500万借りても利子総額は200万とか、そういう金額で収まったりする)。とはいえ、10年で返すと月々の返済額も大きくなって、まあオレの借入額だと10年返済でもギリギリ行けないこともないんだけど、何かでつまずいたときに生活が破綻するかもしれないので、ここは安全策をとって、20年返済にして、余裕に応じて繰り上げ返済して、目標としては13年ぐらいで返したいdeath。

で、元金均等返済を選択。オレも今回ローンのことを勉強して初めて知ったんだけど、ローン返済には元金均等型と元利均等型があって、前者は、借入額を単純に返済期間でベタに割って、それを毎月返し、それに加えて利子を払う返済法。単純な例を出せば、100万を10回払いで借りるとすると、月々の返済は100万÷10=10万、プラス利子。利子は元金の減りに応じて減って行くので、この方式だと最初は上乗せされた利子が多いので支払額が多くて返済がキツく、その後だんだん利子が減って支払いが楽になっていく(もちろん10万を切ることはないが)。

一方、後者の元利均等返済は、最初から最後まで、毎月の支払い額を同じに設定する返済方法。これだと月々に払うお金が一定で返済計画が立てやすい。さらに、元金均等返済だと最初がキツく最後が楽なんだけど、元利均等だと負担を平らにならすので、楽になることもないかわりにキツくもない。

住宅ローン以外の一般のローンって、ほとんどが元利均等返済で、だからショッピングで分割払いにしても月々同じ額を返済するんだけど、この元利均等返済は元金均等返済より実はちょっぴり損なんだよね。

オレも住宅ローンを独学で勉強するまではローンの仕組みなんて考えたこともなかったんだけど、毎月のローンの支払いは、「元金返済」と「利子払い」に振り分けられます(って、分かっている人にはあまりにも当たり前な事実ですが)。「元金返済」は本当の意味の返済で、「元金(=借りた金)」を返すことによって初めて借金が減る訳です。「利子」は金貸しの懐に入るので、いくら利子を払っても借金は減りません。

で、毎月同じ返済額である元利均等返済の場合、毎月の支払い額の中でどのように元金と利子が振り分けられるかというと、まず、貸す方は利子は絶対にちゃんと払ってもらわないといけないから、毎月利子はフルでもらう。ですから、月々の支払いからまず利子を引く。その残りが元金の返済に当てられるわけです。

利子というのは、借りているお金に対してかかるわけですから、借り始めが一番利子をたくさん払わなければならない。当たり前ですよね。返済が進むにつれて借金が減って行くわけですから、そこではじめて利子の額が減って行く。

問題は、住宅ローンのような多額かつ長期のローンですね。まず、「多額」なので、特に初期の利子払いは多くなってしまう。次に「長期」なので、月々の支払いが低く抑えられる。35年ローンだと35x12=420回払いですからね。1回払いより10回払い、10回払いより100回払い、100回払いより420回払いの方が月々の返済額が少ないのは当然のことです。「利子が多いのに月々の支払い額が少ない」というのはどういうことかというと、結局、元金返済に当てられる額が少ないということです。さっきも言ったように、元金返済に当てられるのは、月々の支払い額から利子を引いたものですから、月々の支払いが少なくて利子が多ければ、元金返済に当てられる量は少なくなるわけです。

元金返済に当てられる額が少ないというのはどういうことか。もちろん、元金の減り、つまり、借金の減りが少ないということです。借金がなかなか減らないとどうなるか。そう、払う利子がなかなか減らないということです。

ですから、元利均等払い(月々の支払い額が均等)だと、利子が相対的に多くなってしまうのです。対して、元金均等払いだと、月々の元金の減りは一定なので、利子は相対的に小さくなるわけです。

とはいえ、短期ローンや少額ローンなら元利均等だろうが元金均等だろうがそんな大きな差はないし、世の中のほとんどショッピングの分割払いが元利均等返済であっても大した問題じゃないわけです。

今回のオレの場合、住宅ローンとしてはそれほど多額でなく、それほど長期でもないので元利均等でも元金均等でもすごい大きな差はないと思うけど、まあ、元金均等の方が若干お得っぽいのでそうしますた。(繰り上げ返済次第で簡単に相殺されるほどのお得度だけど)

気になる利率ですが、3年固定の1.8%で借りました。10年や20年固定は変動に比べて高利率なので最初から眼中になし。ローン返済初期は元金が多く、利率が1%違うだけでも払う額は大きく変動するので、こういうときこそ低金利にこだわるべきなのです。しかし変動の利率は3年固定の1.8%に比べて対してメリットがなさそうで、2年固定というのも固定期間が短すぎて意味ない気がしたので、穏健に3年固定に。

そんなこんなで、様々な書類に名前を書きまくり、実印をおしまくり、11時に開始して、12時ごろにローンの本契約を終了しますた。ぜいぜい。

長くなってしまった。続きはまた明日。