クーラーと高校野球

クリタさんが高校野球のことを書かれてまして、昭和40年代生まれのオレも同感だなと、そう思いました。オレが小学生のころはやっぱり夏の高校野球は特別なものでしたが、今はテレビを持ってないこともあって、まったく興味がありません。人気スポーツや娯楽の多様化などが原因だとは思いますが、きわめてテキトーなことを書かせていただきますと、クーラーの普及もその一因ではないかと思うのであります。オレが小学生のころはクーラーの普及率も大変低く、夏といえば汗をだらだらかきながら扇風機の向きを兄弟で争奪したり、扇風機の前でああああああと声をふるわせたりしていたわけです。一日中汗まみれで、スイカやかき氷が唯一の涼の源で。

そんな中だったからこそ、暑苦しい高校野球の中継が生活に溶け込んでいたのではないかと。窓あけっぱなしにして、扇風機がブーンと音をたてて首を振って風鈴が鳴るような中、近所の他所の家からも高校野球観戦の音が漏れ聞こえてきて、夕方になると方々の家庭から魚を焼く臭いが漂ってきたり。暑いときには暑苦しい高校野球を見る。暑いインドで熱いカレーを喰うというのと同様の文化だったと言えましょう。(嘘)

だんだん何が書きたいのかわからなくなってきましたが、やっぱりねえ、クーラーの効いた部屋で高校野球見ても面白み半減だなと、こう言いたかったわけです。いじょ。