ラースと、その彼女 (2007) ★★★

監督:クレイグ・ギレスピー、主演:ライアン・ゴズリングエミリー・モーティマー

ラブドール(ダッチワイフ)を彼女にする男とそれにまつわる人々の話。設定からして、下ネタ込みのアメリカンなブラック・コメディーかと思ったが、意外や意外、しんみり心温まる系の話だった。出てくる街の人が善人だらけなのが嘘っぽいのと、主人公がおそらく知能障害か精神疾患があるはずなのに演じるライアン・ゴズリングの目が正気をたたえているのが矛盾的で気になるのを除けば、おもしろい題材のおもしろい映画だった。役者では主人公の義姉役のエミリー・モーティマー(「ラブリー&アメイジング」)がとても魅力的で良かった。