サンディエゴに来て一週間が経ちましたが,生活立ち上げるのに精一杯という感じの日々です(;´Д`)。今日はアパート契約について,メモがてら書き留めておきたいと思います。異国の地での住まい探しはなかなか悩ましいものです。
ぼくは7年前にもマサチューセッツはケンブリッジ市(イギリスに非ず)で半年間在外研究したんですが,そのときはネットで物件を探して,現地も見ずにメールでアパート決めました。ただぼくは,かの地に8年以上住んでいた経験があり土地勘があったので,現地を見なくてもだいたいどんな物件か分かったんですよね。今回は住んだことのない西海岸ですから,土地勘はまったくないし,そもそも西海岸の生活様式がわからない。ネットだけで決めるわけにはいかなかったのです。
ということで,今回はたまたま先月LAに学会出張に行く予定があったため,その延長で現地に足を伸ばし(前々回のブログエントリーの通り),現地を見て決めました。そのときは,別に決めてしまわなくてもいい,視察だけでもいいと思っていたのですが,想定の額の範囲内でディスカウントの部屋があったので,速攻で決めてしまいました。
行く前は,大学のそばに住むべきなのか,それともダウンタウンもしくは文化的な場所のそばに住むべきか,悩んでいました。というのも,大学のまわりは住宅地とモールばかりであまり文化的におもしろい場所ではないと聞いていたからです。東海岸なら大学のまわりは大学街として発展するのですが,車社会の西海岸は必ずしもそうではないらしい。
しかし最終的には大学近隣に決めました。というのも,大学近隣は企業や研究者向けのアパートが非常に多く,1年契約も問題無し,そして無料の駐車場付きの物件が多いので,めんどくさくないということがありました。
しかも行ってみて分かったのですが,大学近隣のUTCという地域は,アパートメント・コンプレックスが中心なんですね。つまり,一つの大きな敷地の中にアパートが何棟か立っていて,プールやらジムもデフォで付いていて,一種の公園かヴィラのような感じになっている。(写真参照……σ(゚∀゚ )オレのアパートの写真ではありません)
で,それぞれのアパートメント・コンプレックスにLeasing Officeが付いているんです。そこで部屋が空いているかどうかの問い合わせから契約から,家賃の受付,ふだんのメンテナンスの受付,宅配便受付までやっている。つまり,不動産屋を仲介する必要がない。これはある意味では楽。Leasing Officeは毎日空いているし。また,仲介手数料も当然ない。直接運営しているんだから。
今回はクレイグスリストという,「売ります買います」の巨大掲示板で目星をつけて電話でアポを取ったんですが,飛び込みでもいけるかも。ただ,σ(゚∀゚ )オレが飛び込みで行ったところはLeasing Officeが混んでいて,断念した経緯があるので,電話アポはいちおうあったほうがいいかも。
結局2軒目で決めてしまいました。どこも似た雰囲気だし,大学に近いし,駐車場は地下だし,そして何より「今空き部屋なので,即契約すれば家賃150ドル値引き」というスペシャルな部屋があったので決定。なんといっても円安なので,家賃は抑えたい。多少狭くてもOK。早速手付金を払って,翌々日には契約書にサインしました。
手続きの際に必要だったもの。
- 一ヶ月分の家賃先払い
- 保証金600ドル
- 駐車場のリモコン保証金30ドル(と,のちに駐車場ステッカー発行代)
- Social Security Number(クレジットチェックのために必要。無い人はどうするのか不明)
- 給与証明(ビザ発行で使った財政証明があったのでそれでokだった)
- San Diego Gas & Electric (SDGE)のアカウント番号
- Renter's insuranceの証明
6.は,電気代を店子持ちにするために必要なのですが,契約の際,Leasing Officeの人が電話をかけてくれて,その場で発行してもらえました。7.も,ネットで契約できるので,その場でLeasing Officeの人に助けてもらって加入……しようとしたのですが,たまたま保険会社のサーバがダウンしていたので,後日自分でネットで加入して保険番号をメールしました。別の保険でも可。(たとえばAAAは自動車保険の他にテナント保険もやっているので,それでもok)
そんなこんなで,期せずしてアパートを即日決めることができました。
↑椅子x2とテーブルはIKEAの最安品49ドル。
はっきりいって壁はうっすいアパートですが,隣接住人は幸いあまりうるさくないので良し。通り沿いなので多少交通やらなんやらうるさいけど,そのぶんうちのテレビやビデオや音楽の音が目立たなくてOK。
いじょ。