ししまるインプレ(その1)

さて早いものでししまるが納車されて3週間が経とうとしていますが,まだなかなかちょいのりしかできていなくて,早くがっつりドライブしたいと思っている今日この頃です。

しかし,ししまるにも徐々に慣れて馴染んできまして,とにかく隙なく良くできた車だなと感心しています。

てゆうか,今までは,
 青空プント号(プント・カブリオ)
 →しろくま(ランチア・イプシロン)
 →バニ朗(ニューパンダ4x4)
 →ごっさん(トゥインゴGT)
と隙だらけ(笑)の車ばっかり乗り継いできて,バリやん(ゴルフ・ヴァリアント)はさすがの完成度だったものの,DSGの発進がぎくしゃくしているとか,キーレス・スタートボタンがないのでいちいち鍵ささないといけないとか,隙がないわけではなかったんですよね。

ところがししまるは隙がほぼない! ラテン車なのに! びっくりです。

ということで,しばらくししまるのインプレを何回かに分けてだらだら書きたいと思います。

ちなみにどうしても比較対象がバリやんになりますが,バリやんは2009年登録,ししまるは2015年登録と,ししまるのほうが6年も新しい車なので,後者に利があるのは当たり前,「ゴルフ」という車種と「308」という車種を比べようと言う趣旨ではなく,あくまで「バリやん」と「ししまる」という個体を比べての感想になります!

*ちなみにバリやんは4気筒1.4Lエンジン(160ps)+6速湿式DSG,ししまるは3気筒1.2Lエンジン(131ps)+6速トルコンATです。

まず,感心するのは,トランスミッションが賢いことです。昔のプジョーのトルコンATといえば,「街乗りでなかなかシフトアップしない」「ストップ&ゴーが多い日本の道路事情にあっていない」などと批判されることが多かったと思うんですが,びっくりするほどマトモになっています。

前車のバリやんの6速DSGは,燃費優先しているのか,街中でもどんどんシフトアップしてすぐ6速に入るんですよね。それはそれで「転がるような走り」ができて気持ちが良いんですが,半面ギアが高過ぎてエンブレが全然効かない! うちは山の上にあって,幹線(に近い)道路でもけっこうな下り坂があるんですが,バリやんではすぐに高いギアに入ってスピード出過ぎて怖い。だからわざわざスポーツモードにしたりマニュアルモードにしたりしてエンブレかけていたんですが,めんどくさい。

しかし,ししまるはバリやんのように無闇にシフトアップしないんですよ。下り坂でスピードに乗ってもシフトアップしない。たぶん,アクセルを踏まない限りシフトアップしない設定になっているんじゃないかな? (もしくは下り坂を検知している?)だからうちの近所の長く急な下り坂でも3速で坂に入ればいくらスピード上がっても3速のまま,2速で入ればタコメーター上がっても2速のままなんですよ。これはほんとありがたい。

いっぽう,平地でも,街中では6速まで上がることはあまりない。だからといって,「シフトなかなかあがんねーな!」と思うこともなく,シフト上がって欲しいタイミングで自然にシフト上がるんですよね。前車のバリやんだと街中でもぽんぽん5速や6速に入るところを,ししまるは3速や4速を十分に利用してシフトチェンジしてくれるので,アクセルレスポンスがよくてスポーティーなフィールにつながっているんですよね。

ししまるの3気筒1.2リッターPureTechエンジンは,鈴木和夫氏やMat Watsonさんも褒める評判が良いエンジンですが,エンジンだけじゃなくてトランスミッションのセッティングも良いんじゃないかなと思います。

↓関係ないけど,ステッカー・チューン第一弾。ちょっと左に寄り過ぎた(;´Д`)
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つづく。