スイッチャー

研究室でだらだらしていると院生のNNKがやってきた。最近のNNKは研究室に入ってきてもすぐに用件を言わない。「あ、どうも」と会釈して入ってきて、おもむろに本棚などを所在なげにながめるそぶりをする。なんなんだおまえのそのわけのわからん挙動は! で、ちょっと間をおいて、こんどは雑談を切りだすのです。「まあ、ぼくもついにめでたくMacユーザになりまして」(←ほんとに脈絡もなくこんなふうに切り出してくる)。eMacを注文したらしい。なんでも、院生室にあるeMacをさわっていて、「あまりの使いやすさに感動しまして」ということらしい。奇特なヒトだ。NNKは無類のロックマニアで、iPodを肌身はなさず持ちあるいているのですが、Mac転身もiPodiTunesとは無関係じゃないだろうなと思うとなんとなく感慨深いですね。eMacは8万円代なので院生にも手頃でしょう。

ちなみに、同僚の太〜やんはWindowsユーザだけど、このまえ研究室に遊びに行ったら、iTunesで音楽をかけていました。これももちろんiPodがらみ。

とはいえ、オレのまわりはMacユーザ少なすぎ。比較的Macユーザが多いアメリカの大学から、「Macはサポートしない」と公言する現在のガッコに移って思うのは、大学に関していえば、MacユーザがいるのはいわゆるAランクBランク大学までだなあということ。それ以下だと、ほんとMacユーザ少ないね。そんななか、iTunesがじわりとWindowsユーザにも染みているのは興味深い事実です。潜在的には「スイッチャー」になりうる人はいると思う。てゆうか、Mac圧倒的マイノリティの世界にいるこの身としては、マジでもうちょっとまともにMacが普及してほしいですよ。

Macについてのニュースが乏しいんだけど、Appleやる気あんのかな〜。たのむでホンマ。