アサシン(暗殺者)(1993) ★★

Point of No Return
director: John Badham
screenwriter: Robert Getchell, Alexandra Seros

アサシン 暗・殺・者 [DVD] リュック・ベッソンがまだ優れた映画監督だった時代の映画「ニキータ」のアメリカ版リメイク。あまり良くないというのはわかってたんだけど、オレはわりとブリジッド・フォンダ(主演)萌え〜なので、それだけの理由であまり期待もせず借りますた。

‥始まって10分でもう早送りボタンを押しますた。

なんかもう、すべてが駄目な感じ。まず音楽が最悪。音楽は「レイン・マン」「シン・レッド・ライン」「恋愛小説家」「グラディエイター」「ミッション・インポシブル II」などをてがけ、オスカー受賞の経験もあるハンス・ツィマー。おかしいな〜。なんでこの映画では最悪なんだろう。すげーウザいんだよね、音楽が。使い方の問題か。画も演出も薄っぺらくて最悪。監督は、オレの好きな「サタデー・ナイト・フィーバー」のジョン・バダム。おかしいなあ、「サタデー・ナイト・フィーバー」ではストリートの労働者階級の生活を(映画的には)リアルに描いていたのに、なんでこの「アサシン」はリアルさのかけらもなくてこんなに茶番っぽいんだろ。糞映画につきブリジッド・フォンダも正直いまいち‥(;_;)。タランティーノの「ジャッキー・ブラウン」でのフォンダのフェロモンを考えると、本作のフォンダの存在感は鼻糞のよう。監督の才能が違うだけでここまで違ってくるものか。

てゆうか、ストーリー自体オリジナルの「ニキータ」とあまりにも同じすぎる。「ニキータ」観た人は観る必要なし。観てない人は「ニキータ」を観よう。よってこの映画の存在意義なし。でも最後の30分で出てくる「掃除人」のハーヴェイ・カイテルはキモくて最高! 尻つぼみだけど。ハーヴェイ・カイテルに免じて二つ★。