ボーン・スプレマシー (2004) ★★★★

ポール・グリーングラス監督、マット・デイモン主演。

ボーン三部作の二作目。このシリーズは、連続テレビドラマっぽい雰囲気もあって、濃くはないけれども、スピード感とサスペンスで続編・続々編を見せてくれる。出来としてはこの二作目が一番良いと思う。ちなみにこの「ボーン」シリーズは、要するに「抜け忍」ドラマなんだよね。「抜け忍」だから敵にも味方にも追われる。それで絶え間ないサスペンスが起こる訳だけど、ボーンの超人的な肉体と頭脳と運で、特にピンチになることもなくすべてをひょいひょいと乗り越えていく、と。「そんな馬鹿な…」と思う瞬間もあるが、ボーンの捨て台詞が超かっこいいのですべてが許せる、そんな映画。