序言

音盤のリヴューは音盤メモ@Jeepsterの方でやっているんですが、ここ「ultravisitor」では、音盤リヴューでなく、「オレ的心の名曲」を思いつくままに列挙したいと思います。

オレ的音楽ヒストリーを簡単に紹介しますと、オレが最初にポピュラー音楽に自覚的にめざめたのは小学生のころ「母を訪ねて三千里」のテーマ曲。初めて買ってもらったドーナツ盤がこれだった。その後、沢田研二、ピンクレディーなどにはまる。初めて買ってもらったアニメ以外のドーナツ盤は沢田研二の「コバルトの季節の中で」(1976)だった。洋楽で影響を受けたのはなぜか朝のテレビ番組でよく観たミシェル・ポルナレフ。あと、小学生高学年のころビリー・ジョエルなんかもなぜかテレビで観て、「Big Shot」「My Life」(1977)あたりの曲が非常に印象に残った。

でもなによりも小学生時代のオレに最も大きな影響を与えたのは、家にあったオフコース「JUNKTION」(1977)のミュージックテープだった。このテープは小学生高学年のころ、文字通りテープが伸びて聴けなくなるまで聴きまくりました。その流れで、初めて買ってもらったLPはオフコースの「We Are」(1980)となった。

しかし、オフコースを買ってもらいはしたものの、オレの心は実はすでに洋楽に向いていた。FMエアチェックで、アース・ウィンド&ファイア「Faces」、ストレイ・キャッツのファースト、ホワイトスネイクの「Come And Get It」、クィーンの諸作を聴いていたオレが初めて小遣いで買った洋楽LPはレインボー「Difficult To Cure(邦題「アイ・サレンダー」)」(1981)だった。そのあとはハードロック&ヘビーメタル路線をひた走る。LPを買うためには空腹をがまんして昼食を抜いたりパン一個ですませたりして昼飯代を浮かした。

高校に入ってからはジューダス・プリーストが一番のお気に入りだったが、ヘビーメタル以外も一応聴いていて、このころビートルズを全アルバム、エアチェックして聴き倒した(「マイ・ボニー」とか「シーク・オブ・アラビー」とか「ユー・ノー・マイ・ネーム」といった曲も含めて)。ジミヘンに衝撃を受けたのもこのころ。

浪人時代にはザッパにはまり、予備校の授業料をザッパのアルバムにつぎこんでいた。夏期講習の領収書を偽造したりした。

大学に入ってからの趣味はぐちゃぐちゃ。今に至る。

ということで、まあ、最初のLPをゲットしてからかれこれ四半世紀ほど経っていて、聴いたアルバムの数も、2000枚は行ってないかもしれないけど1000枚は行っているという程度にはなっているわけですね。そんななかで「これはもうマジで最高に好き!」と思う楽曲が存在するわけです。前振りが長かったですが、この「オレ的心の名曲」コーナーではそんな曲を思いついた順番で書きとめていこうと思っております。コメントは最小限で。

で、ポイントは、「オレ的音楽史の中で重要だった曲」を挙げるつもりはないということです。あくまで、今現在のオレが(・∀・)イイ!と思った曲のみを挙げていきたいと思います。「昔大好きで、今はまあ冷静に聴ける」という曲は無視。そんなのどうでもいいんです。あくまで今が大切!

ええと、「序言」だけで長くなってしまったので、「オレ的心の名曲」の第一弾の披露はまたこんどということで‥。