皆さん、iTunesでビジュアライザ使ってますか？ オレはあんまり使ってなかったんですよね。デフォルトで入っているビジュアライザはシンプルかつ非常に優れたものでありますが、基本的には4年前から変わってないですし、一方、サードパーティーのプラグインにも、以前探したときはあまり心惹かれるものが出てなかったということがあります。
しかし、気まぐれにまたビジュアライザを探検したくなって検索してみると、あるわあるわ、以前調べたときとは比べ物にならないほど数が増えています。その中でオレが激しく心惹かれたものを３つ紹介します。とはいえ、以前からビジュアライザを追っている人には「何を今さら…」というもんだと思いますが、今まで使ったことのない人はぜひ一度お試しを。（いずれもMac OS X用）
まず、すごいと思ったのが、JewelCase（→公式サイト）。ジャケットを表示するプラグインで、この手のプラグインといえば以前Jacket（→公式サイト）が有名でしたが、Jacketはシンプルにジャケットを表示するプラグインですので、大型ジャケット画像を持っているのでなければあまり美しくないと個人的に思うんですね。つまり小さいジャケット画像だと拡大されてシャギーになってしまうし、かといって小さいまま表示させるとつまらないし…という感じで。もちろんJacketには歌詞表示や日本語完全対応など、独自の良い点があるのですが。
JewelCaseがすごいのは、ジャケ表示に「動き」を加えたところですね。ジャケをジュエルケースに収納してそれがくるくる回るんです。字面では大したことなさそうですが、実際観てみるとなかなかにインパクトがあります。すごいリアルだし。「動き」と光源の存在による影がある分、ジャケ画像が拡大されて多少シャギーになってもあまり気になりません。
しかも「裏ジャケ」まで用意して、曲目も表示してくれるという凝りよう。
個人的にCDのジュエルケースは好きではないんですが、このプラグインの美しさにはうならされてしまいますね。日本語がEuphemia以外のフォントで文字化けするのと、若干バギーなところもあるのが欠点ですが、そのうち改善されるでしょう。
長くなってしまったので残りの二つは簡単に紹介しますが、まず一つはFountain Music（→公式サイト）。
音の動きに合わせて「音の泉」が吹き出すシンプルなプラグイン。「泉」というよりは「電飾の火山」あるいは「花火」といった感じかも。シンプルながらも、特に静と動の動きのある曲において表情豊かに変化してくれて見とれてしまいます。おすすめ。
最後に、vTunes（→公式サイト）。「Plasma」「Ripple」「Skyscraper」の三つのプラグインのセットですが、この中では「Skyscraper」がすばらしいと思いました。
これも音に連動して動く3D版のVUメーターのようなものなんですが、VUメーターのように正確な値を叩きだすのではなく、ちょっと誇張した動きをしてくれるようで、そのダイナミックでちょっとコミカルな動きに思わず見入ってしまいます。
以上、お気に入りビジュアライザー・プラグイン三種でした。
