ほほえましい会話といえば思い出したんだけど、先日、アホっぽい茶髪の、大学生か、あるいは専門学校生みたいな男子二人が、視力矯正手術についてしゃべっていた。いずれもアホっぽい若者だが、Aが会話のリーダー格っぽく、Bがよりアホっぽい。
A「視力矯正手術とか、誓約書書かされるらしいで」
B「うわっ、それバリ怖いやん。でも保険でるんちゃう」
A「でるんやけど、視力なくなっても文句言われへんねん」
B「きっついなあ、視力なくなったらこんなんやん」(と不謹慎に盲目の人のマネをする)
さらに。
A「手術ってな、レーザーを目の中に当てて、筋肉をほぐすらしいで」
B「うわ、こわっ」
なるほど。確かに怖いな。すかさずBがたたみかける。
B「それってレーザー見えるんちゃうん?」
A「え?」
B「手術しているとき、レーザー目に当てたらレーザー見えるんちゃうん」
…そうくるか。これはなかなか深い疑問だと思う。確かに、レーザーを目の奥に当てたらそれはどのような像を結ぶのだろうか。興味深い。しかし、同時にこのBの発言が「アホっぽい…」と感じられてしまうのはなぜだろうか。
意表をつかれたAはとまどいつつ返答する。
A「麻酔かけてるから見えへんやろ」
B「麻酔かけてても見えるやん」
A「なんで?」
B「麻酔かけてても意識あるから見えるんちゃうん」
話が盛り上がってまいりますた。
A「意識ゆうても全身麻酔かけるやろ」
B「そうなん?」
A「手術のあいだじゅうは麻酔で寝てるやろ」
オレはここでBの返答が予測できた。
B「寝たらまぶた閉じるやん」
言うと思った(笑)。