街のほほえましい会話 2

ほほえましい会話といえば思い出したんだけど、先日、アホっぽい茶髪の、大学生か、あるいは専門学校生みたいな男子二人が、視力矯正手術についてしゃべっていた。いずれもアホっぽい若者だが、Aが会話のリーダー格っぽく、Bがよりアホっぽい。

  A「視力矯正手術とか、誓約書書かされるらしいで」
  B「うわっ、それバリ怖いやん。でも保険でるんちゃう」
  A「でるんやけど、視力なくなっても文句言われへんねん」
  B「きっついなあ、視力なくなったらこんなんやん」(と不謹慎に盲目の人のマネをする)

さらに。

  A「手術ってな、レーザーを目の中に当てて、筋肉をほぐすらしいで」
  B「うわ、こわっ」

なるほど。確かに怖いな。すかさずBがたたみかける。

  B「それってレーザー見えるんちゃうん?」
  A「え?」
  B「手術しているとき、レーザー目に当てたらレーザー見えるんちゃうん」

…そうくるか。これはなかなか深い疑問だと思う。確かに、レーザーを目の奥に当てたらそれはどのような像を結ぶのだろうか。興味深い。しかし、同時にこのBの発言が「アホっぽい…」と感じられてしまうのはなぜだろうか。

意表をつかれたAはとまどいつつ返答する。

  A「麻酔かけてるから見えへんやろ」
  B「麻酔かけてても見えるやん」
  A「なんで?」
  B「麻酔かけてても意識あるから見えるんちゃうん」

話が盛り上がってまいりますた。

  A「意識ゆうても全身麻酔かけるやろ」
  B「そうなん?」
  A「手術のあいだじゅうは麻酔で寝てるやろ」

オレはここでBの返答が予測できた。

  B「寝たらまぶた閉じるやん」

言うと思った(笑)。