家捜し3

ここんとこのオレ。

  • 6月中は物件探しモードですた。寝ても覚めても物件検索してました。内見した物件は気に入ったやつも気に入らなかったやつもムービーにしてまとめました。「気に入らなかったやつはムービー作らなくていいから」という同居人ちゃんinアメリカの声は聞こえないふりをして、ムービーづくりに耽溺していました。
  • 7月に入ってリフォームモードに入りますた。寝ても覚めてもリフォーム施行例を検索したり、グラフィックソフトで間取り図のうえに家具を配置したりしました。
  • 続いて家具探しモードに入りますた。物件も買えるかどうかわからないのにソファやテーブルを検索しまくりました。
  • 昨日今日とローンモードに入りますた。こちらは切実。この二日でずいぶんとローンの仕組みがわかるようになりますた。エクセルで返済プランを計算したりしますた。

嗚呼、仕事はいずこ…orz

でもまあ、大きい買い物だから時間かけて悪いことはないんじゃないかと無理矢理自分を納得させようとしています。仕事は全体的にはそれなりに動いてはいます。ただ一点、4月末締め切りの原稿が未だに進んでないことを除いては。ガクガクブルブル

それはともかく。

今日、ようやく物件Aの購入申し込み依頼書を不動産屋さんに出しました。6月25日に初めての内見、7月2日に2度目の内見。その日の夕方に一度内見しただけのヒトに購入申し込みを先行されました。7月7日に3度目の内見。7月8日に4度目の内見。そして今日7月9日に購入申し込み。遅い決断だろうか、それとも早い決断だろうか。そこそこ慎重な決断だと思うんだけど。

問題はいくらで申し込みをするか。オレは正直、以前は130万引きで申し込もうかと思ってたんだけど、第一の申込者が100万引きで申し込んだんで、それも叶わぬ夢に。ただ、当該の物件の売り主は、同じマンション内のオレが申し込んだ物件の1.5倍の値段の物件でさえ、たったの50万しか負けなかったというケチぶりなので(金持ちはケチだ!)、オレのねらった物件では130万どころか100万引きも無理っぽい。だから第一の申込者が先走って100万引きで出してくれて良かったとも言えます。

ここ2日でローンの計算して、ローン生活を想像して腰が引け気味なので、ほんとは100万ぐらい負けて欲しいんだけどなあ〜。

で、申込書を不動産屋さん1にファックスする前に、担当者Kさんに「いくらぐらいで買いたいというのがベストか」ということを電話で相談したんですよ。ついでに裏事情をいろいろ聞いた。当該物件はやはり担当のKさん所属の不動産屋さん1に扱いを依頼された物件らしい。これはインターネットでは不動産屋さん1のサイトでしか当該物件がひっからないことから予想していました。とはいえ、昨今はどこの不動産屋さんも大体情報を共有しているので、店頭に行けば不動産屋さん1以外でも物件情報を持っています。実際、オレが訪問した不動産屋さん2でも当該物件の情報持ってたし。

それで、第一の申込者は、Kさん所属の不動産屋さん1とは違う不動産仲介業者を通して来たらしい。ただ、当該物件はオレが、意思表示は明確にしてはいないものの強い興味を当初から示していたということで、Kさんは第一申込者については売り主さんに「申し込みが一件入った」と伝えただけで、申し込み内容の詳細はまだ伝えてないのだそう。このへんは微妙な呼吸があるようで、Kさんがそういう「配慮」をしてくれた(ずばり言えば、第一申込者の申し込みとオレの申し込みがタイミング的にほぼ同時に売り主に伝えられるように取りはからってくれた)のにはいろんな理由がありそうです。内見で興味を示したのはオレの方が先だったということ、属性がオレの方が堅いということ(前も書いたけど、第一申込者は転職したてでローン審査の難航が予想されるらしい)、それからもちろんオレがKさん自身の直接的な客であること。

とはいえ、Kさんがダーティーな手を使って第一申込者をせきとめているというわけでもないみたいで、「先方の業者さんにも事情を話してある」と言ってました。たぶん、第一申込者の申し込みが向こうの業者さんからKさんに伝えられた時点で、「あ、でもうちでも申し込みを出しそうなお客さんが一人いるので、申し込みは売り主さんに伝えますが、本格交渉開始はほんのちょっとだけ待ってもらってかまいませんか」とかなんとか言ったのかもしれません(完全な想像)。そのあたり、仲介業者さん同士でどういう不文律があるのかよくわかりませんが。

しかし、そのへんの詳しい事情は今日電話でオレがKさんにそれとなく質問した結果、初めて話してくれたのよね。これまでKさん自身は「早く申し込み入れないとやばいですよ!」などとあまり煽ってこなかったんで、Kさんはわりと良心的な人なのかも。「実は【な】さんの申し込みを待っていたんですよ」なんて今になって言われたし。もっと前に言ってくれてもよかったのに。あるいは「第一申込者はローン審査で落ちるだろうから焦る必要もない」と思ってたのかな。

で、申し込みを入れる値段の話です。第一申込者が100万引きで申し込んだので、オレの申し込みは自然と99万引き以下ということになるのですが、落としどころはどこなのか、非常に難しい決断でした。

オレが確実に第一申込者の息の根をとめたいならば、ズバリ売り主の言い値で申し込めばいいんですよね。時間差があるとはいえほぼ同時に二人が申し込んで片方が100万引きでもう片方が言い値だったら、確実に後者に売り主がなびくだろうことは想像に難くない。売り主がケチな金持ちってことならなおさら。

でもねえ、オレの気持ち的には、言い値というのも悔しいんだよな。クロス(壁紙)はあきらかに経年劣化して張り替えが必要だし、長年人が住んでなかったせいで給湯器も死んでいるし、備品としてすべての戸に付属しているエアコンも修理の必要がある。中古マンションだから、「売り出し価格は現状込みの値段だ」と言われればそれまでなんだけど、やっぱり心情的には値引き材料にしたいやん? てゆうか、そういう具体的な材料あったら普通値引き交渉するよね? マンションを売った経験があるうちの親(オカン)に電話したら、「うちが売るときも100万使ってリフォームしてから売りに出したんだし、その分ぐらいは当然値引きしてもらうべし」と言うし。

というわけで、オカンは「300万ぐらい引いてもらえ」と言いましたが、いや、それは無理だし。てゆうか、親が売った物件はオレが買おうとしてる物件の倍の価格だったし。

で、最終的には「Kさんがぼくならいくらで申し込み入れます?」とオレがKさんに聞いて決めた。「ぼくなら、30万円引きですかねえ…」。30万、値引き幅小さっ!!!…と思わないでもないが、50万引きではインパクトがないし売り主が渋る可能性がある、しかし言い値で申し込むのがシャク、その落としどころとしては30万引きが良いのではないかと。

まあ、確かに第一申込者が100万引きで出して、タッチ差の申込んだオレが30万引きで出したら、売り主に与える心証の良さはオレが50万引きで出すよりはずっと良いだろう。30万と50万の差はバイヤーのオレ自身にとってはまあ誤差だし、その誤差で心証良くなるんならそれで良いだろうと。30万あれば給湯器ぐらいは交換できるかもしれないし、Kさんも売り主さんに「給湯器代で30万引きということで、妥当な落としどころじゃないですか?」と説得しやすいと思われます。

ということで、勝てる予感がします。結果は一週間ぐらいでわかるかな。てゆうかそれ以前にローンの事前審査申し込まないと…。