嫌われ松子の一生 (2006) ★★★★

中島哲也監督、中谷美紀主演

ブロークバック・マウンテン」はゲイじゃない監督によるゲイ映画でしたが、こちらはゲイの監督によるゲイじゃない映画。…え?監督は別にゲイじゃない?ほんとかなあ。ま、いいや。最初は「おいおい、下妻ぶりっこ映画かよ!」と思ったら、下妻の監督でした。すみません。下妻はフィールグッド映画でしたが、こちらは自業自得な転落人生映画なんで(ダンサーインザダーク?)、観ていてカタルシスにつながらないというか、非常に微妙な感じで、正直★★★かなと思いましたが、監督のゲイ的センスが炸裂するエンディングで評価が★★★★に昇格。え?ゲイじゃないって?…ほんとかなあ。

テレビタレントをキャスティングすることに批判的なオレですが、劇団ひとり、カンニング竹山、武田真治と、とても良かったです。え?武田真治はテレビタレントじゃないの?