読書会

原稿の締め切りが近づいていることもあって、はりきって聴講していた授業もサボり気味な今日この頃ですが、以前書いた意味のいんた〜なりずむの読書会(リーディンググループ)だけは欠かさず出ています。時間が6-8pmと遅いことも、(最初は「え〜っ遅いなあ」と思ってましたが)寝過ごすこともないという意味で幸いしています。相変わらず起きるのが遅いもので。引きこもりの人が朝起きられないのはすごく良く分かります。この夜遅い読書会のおかげで社会との接点を辛うじて持てています(半分嘘)。

いやでも時間だけじゃなくて、内容的に大変おもしろく勉強になり、予想外の収穫です。ヘタな授業よりずっと刺激的でおもしろい。もちろんレクチャー・シリーズが組み込まれているのも良いのですが、企画されたレクチャー以外の毎週の論文ディスカッションもたいへん面白い。参加している院生や研究生はうちの学科だけでなく他学科他大学から多様な人が来ているし、先生も常時数人参加しており、しかも先生も他学科・他大学から来ていたりするので、ゲンゴてつがくについての多様な視点に触れられて勉強になります。

そして、今日の読書会ミーティングが素晴らしかった。取り上げたのがぽーる・ぴ江とろ好きーという人の論文だったんですが、ぽーる本人が客員研究者としてハー大他学科に来ていて、この読書会には毎回参加しているということで、本人自らの発表だったのですが、今回の渡米で接したトークでぼく個人にとっては最高のものでした。目から鱗が落ちまくり。論文自体も良かったですが、本人による口頭の発表はさらに分かりやすく、ゲンゴの意味に関する様々なもやもやが晴れたという感じでした。げんごのイミ研究の流れの良い復習にもなって得るもの多し。

千代むすきあんのてつがくしゃということで、てつがくのメインストリームには受けが悪そうだけれども。いやー良かった良かった。