以前も当ブログに何回か出てきましたが、白熊(うちの車)のオーディオにはiPod nanoを使っていたこともあり、今でもそれが何の問題もなく使えているので、iPhone購入を検討していたときもiPhoneを車載して音楽を聴くことは全然考えてませんでした。そもそもiPhoneの iPod機能にはあまり興味がなかったんですよね。
…買うまでは。
iPhoneを買うと、もう嬉しがってしまいまして、いそいそと車載グッズをインタネ検索する自分がいました。車載する気満々です。
しかし、iPhoneが日本で出てまだ一年経ってません。トランスミッタの選択肢もまだまだ少ないというのが現状のようです。結局、2ちゃんのiPhone 板で勧められていたALLKITというトランスミッタをヤフオクで3000円で買いました。このトランスミッタはまだ日本で代理店がないシロモノで、ネット販売かヤフオクで購入することになります。
さて、設置してみましたが、うちの白熊は兄弟車の(ニュー)パンダやフィアット500と同じく、シフトノブがセンターフロアではなく、センターコンソールにくっついているレイアウトで、シガーソケットはさらにその下、つまりカップホルダーと同じくセンターフロアにあります。つまり設置するiPhoneはセンターフロアから生えてくる形になるわけで、これだとALLKITのグースネック(15cmぐらい?測ったわけではないので数字は適当です)は短すぎて、シフトノブのコンソールと干渉します。しかし、試行錯誤してなんとかギリギリ使えるポジションを見つけて設置しました。
この位置だとドライブポジションのシフトスティック(真ん中のポジション)と若干干渉しますが、ここんとこのぼくはオートモードで運転していますので、シフトノブを動かすこともあまりなく、とりあえず問題はありません。
iPhoneはこの位置だと運転しながら操作するにはちょっと低すぎるんですが(視線をかなり下に移動しなければならないので)、グースネックがこれ以上長くても安定が悪くなるだろうし、まあ、これでよしとしよう。
さて音の方ですが、まあまあです。白熊はトランスミッタの電波をあまり拾ってくれないので苦労した事を以前書きましたが、このALLLKITは幸い問題なし。前使っていたDLO Transpodより低音と高音が強い一方、中音域が弱いので、結構音楽を選びますね。ドンシャリ系というよりは単に音の分離が悪いだけかも。でもまあ、オレ的基準ではおk。
その他の使い勝手を思い付く範囲で列挙。
- 例の「機内モードにしますか」という警告は出ないということでしたが、うちの環境では出ます。なんでだ? これに関してはウェブ上の情報を見ても、出るという人と出ないという人がいるようですね。
- iPhoneはケース(Capsule Neo)を装着したままでもギリギリはまります。もっと厚手のケースだと苦しいか。シリコンケースは余裕でしょう。
- 電話機能はあまり使ってないのでよくわかりませんが、使い勝手が素晴らしく良いとは言えなさそうです。電話の声はUSB出力からはでないので、相手の声をカーステのスピーカーから出すにはイヤホンジャックとALLKIT本体を短いケーブルで接続しなければなりません。これが見た目的にカッコ悪いしめんどくさい。さらに、これをやると、音楽もイヤホン出力となります。つまり、USBケーブルを接続するのは単に電源供給のためだけと言うことになります。それって仕方がないこととはいえ、何だか虚しいです。また、音楽はイヤホン出力よりUSB出力のほうが明らかに音圧が大きいだけに、余計のこと残念です。
- ちなみに、イヤホンジャックから接続しなくても通話はできます。ただしその場合はカーステのスピーカーでなく、iPhone本体から相手の声が出ます。でも、iPhoneのスピーカホンにして音量最大にすれば相手の声もそこそこ聞き取れそうです、停車中に実験した限りは。もっとも走行中の通話実験はしてないので確実なことは言えませんが。
- おどろくべきことに、うちのような低いiPhone設置位置でも、電話のこちらの声は問題なく相手に届くようです。
- ALLKIT自体の見た目ですが、まあ消極的に許容範囲と言ったところ。iPhoneを挟み込む灰色のパッドが大きくてブサイクだけど、iPhoneが運転中の何らかの衝撃で飛んでいかないようにするための保険と考えばまあしょうがないか。
- 時々挙動不審なのが気になる。電源差し直すとなおることが多いようですが。
全体的にはそこそこ満足。1年ぐらい持ってくれればいいかなという感じで使ってます。